兵庫県姫路市にある港からは、家島諸島(家島/坊勢島/男鹿島/西島)と、小豆島へフェリーで行く航路があります。
姫路で島旅の拠点となる、フェリー乗り場へのアクセス方法、車をとめる駐車場、フェリーの料金や航路など、行き方についてまとめてみました。
もくじ
家島諸島・小豆島へフェリーでアクセス
兵庫県姫路市は瀬戸内海に面していて、大きな港がある街です。
港からフェリーに乗れば、船からの景色と島旅を気軽に楽しむことができます。
姫路から船旅の拠点となる場所

港のフェリー乗り場は、JR姫路駅から海に向かって南へ約6㎞に位置し、車・バスを利用して約20分で行くことができます。
港には海上交通の拠点となる、ポートセンタービルがあります。
ビルの中にはチケット販売の他に、待合所、簡易小売店などがあり、旅客者のターミナルになっています。
ポートセンタービルは、旅客船乗場の傍にあるので、そこから船に乗ります。
フェリー乗り場へ車でアクセス

◆姫路バイパス「中地インター」出口を南へ約4㎞、10分ほど。
ポートセンタービルの周辺には有料の駐車場がありますので、そちらを利用できます。
フェリー乗り場へバスでアクセス

◆JR姫路駅・山陽電鉄姫路駅から、神姫バス「姫路港行き」(駅北口のりば)⇒約20分
◆山陽電鉄飾磨駅下車、徒歩5分。「飾磨工業前」から、神姫バス「姫路港行き」⇒約10分
各駅からは1時間に、2~3本のバスが運行しています。
>時刻表(家島観光事業組合HP)
バスの終点はポートセンタービルの入口付近になります。
交通状況によっては混雑する場合がありますので、時間に余裕をもってバスに乗車するのをおすすめします。
フェリーの航路と時間

フェリー乗り場からは「家島諸島」と、「小豆島」への定期航路が運航しています。
家島諸島へは約30分、小豆島へは約1時間40分で行くことができます。
家島諸島へフェリーで行く (車は不可)

海岸から約18kmの播磨灘に浮かぶ島々を「家島諸島」と呼びます。大小44の島々からなり、一帯は瀬戸内海国立公園の一部で、兵庫県姫路市に属します。
人が住んでいるのは家島、坊勢島、男鹿島、西島の4島で、約6,000人が暮らしています。
家島諸島では、観光事業組合が提供する、様々な体験観光プランがあります。
写真だけでも島の雰囲気が楽しめますので、是非ご覧になってみてください。
家島諸島には、車でそのまま乗り入れることができないので、注意が必要です。
家島への行き方
家島(いえしま)へは「高福ライナー」、または「高速いえしま」の定期船が運航しています。
フェリー乗り場から約30分の船旅で行くことができ、1時間に1~2本が運行しています。
土日のみ運行している時間帯もあるので、詳細は時刻表よりご確認ください。
【片道料金】
◆高速いえしま(家島⇔姫路)
大人1000円 学生(中学生・高校生・専門学生・大学生)500円 小人300円
*専門学生・大学生のご乗船の際には、必ず学生証を提示ください。小人運賃は、小学校に就学している小児です。ただし、大人に同伴されて乗船する場合は、小学校4年生までは、大人1人につき2名は、無料とします。3人目以降または、単独で乗船する場合は有料です。
◆高福ライナー(家島⇔姫路)
大人1,000円、子ども500円 ※10歳までは無料。
家島観光事業組合HPより抜粋
男鹿島・坊勢島への行き方
男鹿島(たんがじま)、坊勢島(ぼうぜじま)へは、「坊勢汽船」の定期船が運行しています。
坊勢汽船は、男鹿島を経由して坊勢島へ、輝観光(ひかりかんこう)は、坊勢島直行です。
フェリー乗り場から男鹿島、坊勢島までは、約30分の船旅です。詳細は時刻表よりご確認ください。
【片道料金】大人料金(小人料金)
◆坊勢汽船:姫路港⇒男鹿島⇒坊勢島
男鹿⇔姫路 1,000円(500円)
坊勢⇔姫路 1,000円(500円)
自然体験センター 1,500円(750円)
※自然体験センター行きの時刻表は、兵庫県立いえしま自然体験センターのホームページをご参照ください。
家島観光事業組合HPより抜粋
小豆島へフェリーで行く

小豆島には6つの港があります。そのうち姫路から近い福田港へ「四国フェリー」の定期航路が、1日に7便、運航しています。
フェリー乗り場からは小豆島までは約41km、約1時間40分で到着します。
四国フェリーが運航している船は、定員490名の大型船で、船内には売店も併設されており、ゆっくりとした船旅を楽しむことができます。
四国フェリーには車両とともに乗船できるので、小豆島でドライブも楽しめます。
【片道料金】
◆四国フェリー(福田港⇔姫路港)
大人1550小人780円
団体割引や車両の運賃・予約など、詳細については、時刻表・運賃でご確認ください。
家島諸島・小豆島へフェリーで船旅
普段、街中で生活していると、船に乗る機会はないように思います。
姫路は海が近く、気軽に船に乗れる環境があるので、利用しない手はありません。
安くて早く行ける家島は、日帰りで海鮮ランチを食べに行く人も多いようです。
非日常の体験ができる島旅に、姫路の港から出かけてみてはいかがでしょうか。
>「京阪神から行く 船旅・船あそびを楽しむ本」を見てみる
※記事中の地図は© OpenStreetMap contributorsより作成