ドイツ化学メーカー「ランクセス」が姫路に営業所を置く理由とは?日本法人を調べてみた

実験室の女性

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ドイツの化学メーカー「ランクセス(LANXESS)」が、兵庫県姫路市に営業所を置いています。

ランクセスの日本法人は、姫路のほかにも、東京、愛知県豊橋市に営業所を置いていますが、なぜ西日本の拠点として、姫路に営業所を置いているのでしょうか。

ドイツ大手の化学メーカー「ランクセス」と、日本法人の姫路営業所について、調べてみました。

ドイツ化学メーカーのランクセス


ドイツ国内4位の化学会社、ランクセスが業績を伸ばしています。

◆独ランクセス日本法人社長「ニューモビリティ向けの新しいソリューションを提案していく」(Response.jp)2019年4月23日より

2018年度の業績は売上高は前年度比10.2%増の71億9700万ユーロ(約9360億円) と、大きく成長しています。

グローバルに事業展開するランクセスですが、日本法人においては、東京、愛知県豊橋市、兵庫県姫路市の3カ所に拠点を置いています。

ランクセスジャパンの取扱商品

ミーティングする外国人
イメージ

ランクセスは様々な化学製品を取り扱っており、10のビジネスユニットを展開しています。

  • アドバンスド工業化学製品(礎の製品)
  • アディティブス(潤滑油など)
  • ウレタンシステムズ(ウレタン系)
  • ハイパフォーマンスマテリアルズ(プラスチック系)
  • 無機顔料(着色剤系)
  • 液体高純化テクノロジーズ(水処理など)
  • 皮革用化学品(皮革用化学製品)
  • 物質保護剤(抗菌・殺虫系)
  • ラインケミー(ゴム添加剤など)
  • サルティゴ(受託製造など)

自動車から食品、農業、医薬、建設、各種製造業など、様々な業界において化学製品を提供する、特殊化学メーカーです。

ランクセスが姫路に営業所

皮革の生地

そんななかで、姫路に営業所があるのは、皮革用化学品を取り扱うからです。

姫路営業所は皮革用化学品研究所と称していて、カスタマーセンターを設置されています。

世界的なグローバルメーカーが、姫路を選んで営業所を置くほど、姫路は日本の皮革産業の中心地だということになります。

ドイツ化学メーカーの日本法人

ランクセスはドイツ国内では、産学連携が盛んな地域にあり、ジョイントベンチャーや革新技術の交換、投資などにも注力しています。

姫路でも化学系の産業が成長するような、先進的な取り組みを期待したいです。

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