兵庫県姫路市の坊勢漁協が、漁業体験を実施する、新しい取組みを始めています。
漁業体験っておもしろそうだけど、そもそも、播磨灘ではどんな魚が獲れているのだろうと思ったので、姫路の魚港で獲れた、漁業統計を調べてみました。
また、播磨灘のカタクチイワシが、大阪の海遊館で展示されているというので、追記しました。
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播磨灘で獲れる魚はイカナゴが多い

平成28年のデータになりますが、姫路市の総漁獲量は、全体では16,338トンになります。
そのうち、イカナゴとカタクチイワシの2種類で、漁獲量全体の63.3%を占めています。
播磨灘で多く獲れる魚というと、イカナゴは容易に思いつきましたが、2位がイワシってのが以外でした。
姫路でイメージする魚といえば、イカナゴの次にはアナゴ、タイ、シャコぐらいしか思いつきません。
姫路名物と思っていたアナゴは、思ったより少なく、漁獲総量全体の0.15%と微々たるものでした。
姫路のアナゴは高級料亭でしか食べられないぐらい、希少な高級魚になっているようです。
播磨灘では養殖も盛ん

養殖の生産量を見てみると、こちらはダントツで一位がノリです。
ほとんどがノリで、なるほどと思った反面、魚の養殖が少ない印象です。播磨灘は魚の養殖に適してないのでしょうか。
海外では大規模な養殖場でサーモンなどを生産していますし、和歌山や鹿児島などでは、マグロなども生産しています。
最近では陸上養殖の技術が進んでいるので、IoTを利用した養殖業は、今後成長する産業だと言われています。
播磨灘は流れ込む川が多く、栄養分が多いと言われていますので、アナゴやウナギなど、魚類の養殖が盛んになればいいなと思います
イワシが海遊館で展示

【追記】兵庫県姫路市の妻鹿漁港から、海遊館の展示水槽に、播磨灘のイワシが搬入されました。
◆カタクチイワシを約1万尾搬入します(海遊館プレスリリース)2020年10月1日
https://bit.ly/378wPoT(PDF)
漁獲された際に傷つきやすい、デリケートなカタクチイワシですが、坊勢漁港の漁師さんが、傷つけず収集する技術を持っており、輸送することができたそうです。
搬入されたカタクチイワシは、海遊館の水槽「チリの岩礁地帯」で展示されています。
姫路の漁港で新名物をつくる?

カタクチイワシは、北海道から九州南岸まで広く分布し、播磨灘でも漁獲されています。
姫路の漁港でたくさん獲れている、カタクチイワシを名物にした、ご当地グルメがあると、おもしろいなと思います。
イワシの生姜煮弁当とか、イワシのアヒージョとか、新鮮さを打ち出したメニューを開発すると、姫路ならではのご当地ブランドができそうです。
姫路の漁港で新しい名物ができるといいなと思います。
参考:姫路市漁業統計(姫路市)
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