高砂工場の発電所が世界最高効率!三菱日立パワーシステムズ(MHPS)のGTCCとは

上空から見た三菱日立パワーシステムズ高砂工場

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三菱日立パワーシステムズの高砂工場で、高効率ガスタービン発電の実証設備が稼働しました。

◆【MHPS】次世代1,650℃級JAC形ガスタービンの長期実証へ向けて、高砂工場GTCC実証発電設備(第二T地点)が定格出力達成(PRTIMES)2020年4月2日

https://bit.ly/2KbcwKs

三菱日立パワーシステムズ(MHPS)高砂工場


三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、三菱重工と日立製作所の火力発電事業が統合して、2014年にできた会社です。本社は横浜市にあります。

MHPSの工場は、日立、高砂、呉、長崎にあり、高砂工場では、発電用ガスタービン・蒸気タービンなどの製品を手掛けています。

住所:兵庫県高砂市荒井町新浜2-1-1

ガスタービン発電 GTCCとは

最新GTCCガスタービン
ガスタービン

ガスタービン発電は、燃料を燃やした燃焼ガスで、タービンを回して電気を発生させる、火力発電です。

写真のような大きなタービンを回転させることで、エネルギーを得て発電します。

ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)とは、最新の火力発電設備のことで、現在のところ、化石燃料を使用するなかで、最もクリーンで高効率な発電設備です。

Gas(ガス) 液化天然ガスなど
Turbine(タービン) 流体または蒸気エネルギーを翼に受け、その力で軸を回転させる装置
Combined(コンバインド) 組み合わせた
Cycle(サイクル) 循環、サイクル

GTCCは、ガスタービンの発電に加え、その排熱を利用した、蒸気タービンの発電を組み合わせることで、高い発電効率を実現します。

この方式は、従来の火力発電より発電効率が約20%向上すると言われています。

※ GTCC発電プラント(三菱重工)を参考

コンバインドサイクル発電の最高温度

ガスタービンの入口温度
旧設備(通称:T地点)、新設備(通称:第二T地点)

このたび、MHPSが高砂工場で、次世代高効率ガスタービンの実用化に向け、実証設備の稼働を開始しました。

実証設備は、世界で初めてガスタービンの入口温度を1,650℃まで高めた設備で、このたび出力56.6万kWで、定格運転の状態を達成しました。

GTCCとしての発電効率は、世界最高クラスの64%に達します。

この実証設備は、地域の電力網に接続し、実際の発電所と同じ運用を行いながら、長期的な信頼性を検証することができる、他に類を見ない設備です。

高砂工場で実証を重ねた、信頼性の高い最新設備は、MHPSの主力機種として、世界中の電力供給に貢献していきます。

>実証設備「T地点」概要と検証状況 

さいごに

高砂で実証された最先端の発電設備が、世界中で電気をつくるって、スゴイですね。

播磨地域は、電力を供給するだけでなく、その技術を世界に展開する、重要な拠点になりつつあります。

安定した電力供給とその技術があるので、周辺産業からの新たな投資が、期待できると思います。

MHPS 高砂工場 公式サイト

>『図解 よくわかる 発電・送電の基本と仕組み』を見てみる




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