兵庫県がすすめる姫路港の港湾計画のなかで、姫路市的形地区にマリーナ整備計画があったようですが、改訂により削除されていました。
福泊、的形、大塩地区について、自然環境を保全する区域に位置付けられた場所があるようなので、兵庫県の港湾計画を調べてみました。
姫路のマリーナ整備計画が幻に
姫路港の港湾計画改訂について、第5回兵庫県港湾審議会姫路港部会(令和元年6月5日)及び交通政策審議会第76回港湾分科会(令和元年7月2日)(国土交通省)にて審議され、その内容について了承されました。
姫路港の港湾管理は、兵庫県が担っています。
姫路港の整備方針を定める港湾計画は、兵庫県港湾審議会を経て、改訂することが了承されています。
今回は、そのなかで、福泊地区、的形地区、大塩地区について、調べてみました。
的形地区のマリーナ計画は削除

的形地区においては、レクリエーション施設、小型桟橋5基、防波堤などあわせた、マリーナ計画がありました。
しかし、経済情勢の変化により事業化の目処がたたないことから、今回の改訂により、マリーナ計画が削除されています。
マリーナ計画の変更にともなって、臨港道路的形マリーナ線の計画も削除されています。
福泊・的形地区では自然環境を保全

小赤壁、福泊、的形については、姫路港に残されている貴重な景勝、海浜を保全するため「自然的環境を保全する区域」に位置付けられます。
福泊地区の小型船だまり計画(赤丸部分)は、既定どおり計画されています。
大塩地区の計画

大塩地区については、大きな変更がありませんでしたが、中央67.2haの名称が、レクリエーション施設用地から、交流厚生用地に変更されていました。
さいごに
この地域の近くには、新しい高速道路を建設する計画が進んでいます。
播磨臨海地域道路が開通すると、海沿いのこのエリアは、今より格段に交通アクセスが良くなります。
近い将来、良好な交通アクセスと、開発余地のある広い土地を生かした、何か良い計画ができると、地域が明るくなるなと思います。
兵庫県 姫路港港湾計画の改訂について
※本記事は国土交通省「姫路港港湾計画改定(PDF)」、兵庫県「姫路港港湾計画書(PDF)」を参照して作成しました。
姫路大塩駅南の広い土地にあったリゾート開発計画とは?正式に廃止決定へ!