兵庫県姫路市にある、手柄山のスポーツ施設について、新体育館や新市民プールなど、再開発の計画が進んでいます。
手柄山スポーツ施設について、PFI契約やサウンディングなどで、長大がアドバイザーに選定される進捗があったので、PFIと長大について調べてみました。
※入札結果など、事業の進捗にあわせて、記事情報を追記・更新しています。
手柄山スポーツ施設のPFI事業
手柄山スポーツ施設整備等事業に係るPFIアドバイザリー業務委託候補者選定委員会において、プレゼンテーション・ヒアリング審査を実施した結果、下記の者を契約候補者として決定したので公表します。
契約候補者
株式会社長大 神戸支店 73点(100点満点)
情報源:手柄山スポーツ施設整備等事業に係るPFIアドバイザリー業務委託の公募型プロポーザルの実施について(姫路市)
内閣府が推進するPFIとは
「PFI(Private Finance Initiative:プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)」とは、公共施設等の建設、維持管理、運営等を民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用して行う新しい手法です。
内閣府HPより
PFI事業とは要するに、公共施設を作るのに、公共団体が直接整備せずに、民間企業の資金やノウハウを活用して、効率よくしようというものです。
PFI事業は、PFI法という法律に基づいて、標準的な手法が定められています。
今回、姫路市が実施する、手柄山中央公園の整備についても、この手法を用いて民間業者の選定が行われました。
>内閣府 民間資金等活用事業推進室
株式会社 長大(ちょうだい)とは
姫路市の事業について、PFIの手法を用いて、アドバイザリーの契約候補として選ばれたのは、㈱長大という会社です。
㈱長大は、東京に本社を置く建設コンサルタント会社で、東証一部上場の大手企業です。
今回は、手柄山スポーツ施設の整備事業について入札した結果、㈱長大の神戸支店が契約候補者として選ばれました。
㈱長大では、代表を務める永治さんが監修した、建設コンサルタントについての書籍が、出版されています。
その本を見てみると、㈱長大が携わった事例として、瀬戸大橋や明石大橋などの公共インフラや、国内外における事例が紹介されています。
姫路市がサウンディングを実施
【追記2019/12/20】姫路市が整備計画についてサウンディング型の市場調査を実施します。
本事業におけるリスクの検討及びその対応について把握するため、民間事業者との「対話」を通じて、アイデアや意見等を調査する「手柄山スポーツ施設整備等事業に係る公募型サウンディング調査」を実施します。
情報源:手柄山スポーツ施設整備等事業に係る公募型サウンディングの実施について(姫路市)
今回のサウンディングでは、施設整備と維持管理、運営などについて事業者から意見を聞くということです。
姫路市が入札結果を公表
【追記2021/10/27】姫路市がPFI事業の入札結果と客観評価を公表しました。
手柄山スポーツ施設整備運営事業について、「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律」(平成11年法律第117号)第11条第1項の規定により、民間事業者選定に関する客観的評価の結果を公表します。
情報源:手柄山スポーツ施設整備運営事業(PFI事業)に関する資料等の公表について(姫路市)
姫路市は、三菱HCキャピタルグループを、落札者として決定しました。
【グループ構成】
グループ名 | 三菱HCキャピタルグループ |
代表企業 | 三菱HCキャピタル株式会社 |
構成企業 | 株式会社梓設計 大成建設株式会社 株式会社ハリマビステム 美津濃株式会社 株式会社日本水泳振興会 |
協力企業 | 株式会社オオバ 株式会社加藤建築事務所 株式会社ノバック 株式会社ハマダ 協栄ビル管理株式会社 株式会社双葉化学商会 株式会社アクアプロダクト 株式会社 OUTDOOR LIVING Populous Pte. Ltd. |
手柄山スポーツ施設まとめ
いよいよ、手柄山スポーツ施設の工事実施について、民間事業者が決定しました。
>参考資料:施設概要およびイメージ図 PDF
手柄山公園がどのように整備されるか、工事の進捗と完成が楽しみです。
姫路市 手柄山中央公園の再整備について