兵庫県姫路市にある、景福寺公園に行って、姫路城の天守を眺めてみました。
景福寺公園のある、景福寺山には、姫路藩主をつとめた、松平明矩の墓所があるので、墓碑への行き方とあわせて紹介します。
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景福寺公園(姫路市)と姫路城の位置
景福寺公園は、姫路城の西に位置する、景福寺山に開設された公園です。
姫路城の大手門から、徒歩10分ほどの場所にあり、小高い山の上から、姫路城の天守を眺めることができます。
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公園には駐車場が設置されていないので、車で行く場合には、姫路城周辺の駐車場を利用します。
公園入口から道路をはさんだ、病院の駐車場が、コインパーキングになっており、そこが一番近い駐車場です。
景福寺公園から姫路城を見てみた
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こちらは、姫路城の大手門から西に歩いた、市之橋のあたりです。
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まっすぐに進んで行くと、眼鏡屋さんが見えるので、その手前を曲がると公園があります。
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景福寺山は、歴史的にも由緒がある場所で、播磨風土記に記述された、十四の丘のひとつであると推定されています。
景福寺公園は、景福寺山の東側から北側にかけて、斜面の一部が、公園として整備されています。
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こちらが、景福寺公園の入ったところです。入り口付近に、和風の公衆トイレがあります。
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ゆるやかな坂道になっている、北側の斜面を進んで行きます。
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こちらが、景福時公園のお花見広場です。山の北側なので、夏には涼しい木陰になりそうです。
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お花見広場を通って進むと、展望広場が見えてきます。
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こちらが、景福時公園の展望広場です。木々の隙間から、市街地が見渡せます。
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展望広場から、姫路城を眺めてみました。姫山の上にある天守が、青空に映えています。
この位置から姫路城の天守までは、約700mの距離があります。
景福寺山にある松平明矩(藩主)の墓碑
景福寺山には、姫路藩主をつとめた、松平明矩の墓碑があります。
山の南側に、史跡へとつづく登り口があるので、公園からぐるっと回って、歩いて行きました。
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こちらが、景福寺山の南側にある登り口です。
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山のふもとは、やや急な坂道になっていて、石像が並んでいます。
「姫路藩主 松平明矩墓所」と示した小さな案内版には、山頂まで200m、墓まで300mと書いてありました。
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景福寺山の山上一帯は、ほとんどが墓地となっており、お墓が並んでいます。
いくつかのお墓には、景福寺山史跡保存会による、案内板が設置してあり、姫路で功績のあった先人について記載がありました。
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こちらが、景福寺山の山上から、姫路城を見たところです。
この場所には、明治維新のときに、姫路城が危機的な状況となった、歴史的エピソードがあります。
慶応四年(1868)正月三日に始まった、鳥羽伏見の戦いで、姫路では備前藩の兵が、十六日の午後、景福寺山上から姫路城に向けて発砲した。
景福寺山史跡保存会 案内板より
ここから姫路城に向けて、発砲があったと思うと、歴史のリアルが感じられる場所だなと思いました。
※「姫路城の話」には、景福寺山から空砲で威嚇されたと記載。
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松平明矩の墓所までは目印がなく、少々わかりづらいですが、景福寺史跡保存会の案内板を見ながら、歩いて散策しました。
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松平明矩の墓所にたどり着きました。
五輪塔型の墓石、墓前亀趺碑、石製の門が残っていますが、周囲は手入れが行き届いていない様子でした。
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こちらが、逆の方向から見た、松平明矩の墓所です。
周囲には、石の柵と瓦ぶき土塀があったようですが、倒壊してなくなっています。
松平明矩は、姫路藩主となり、1748年に没しているので、没後270年をこえています。
姫路城の初日の出スポットで人気
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景福寺公園は、東の空を背景に、美しい姫路城が見られるので、初日の出スポットとしても人気です。
東の空のコンディションが良好な日には、景福寺山に登って、姫路城の景色を楽しんでみてはいかがでしょうか。