姫路城の非公開エリアが、特別公開されていたので、天守閣の最上階まで登って、小天守も見学してきました。
特別公開は、北西にある乾小天守、東小天守、ロの渡櫓など、非公開エリアが見学できる、期間限定の催しです。
通常開放でも入れる、大天守の神社などあわせて、姫路城の階段を登る見学ルートを紹介します。
姫路城の天守閣とは
姫路城は、複数の建物で構成されており、大天守、乾小天守、西小天守、東小天守の、4つの天守が四角く並んでいます。
それぞれの天守が等間隔で並んでいるのではなく、微妙にずれて並んでいるのが、美しく見えるポイントです。
メインとなるのが南東の大天守で、一般公開されており、最上階まで登って、見学することができます。
姫路城天守閣の見学ルートを登る
姫路城の小天守は、非公開エリアとなっていますが、特別公開する催しがあったので、大天守とあわせて、見学してきました。
姫路城の天守は、小高い山の上に立っていて、その周囲は広い公園と、お堀で囲まれています。
姫路城に登るには、お堀の門と公園を通って、チケット売場・入城口へとすすんで行きます。
こちらが、姫路城のチケット売場です。ここから先が、姫路城の有料区域となっています。
こちらは、チケット売場にある、姫路城の有料区域を示した図です。
姫路城の見学ルートを、順路に沿って進んでいくと、もとのチケット売場に、一周して戻ってくるようになっています。
入城口に入るとすぐに、菱の門(ひしのもん)があります。姫路城の表玄関にふさわしい、格式のある櫓門です。
大天守までは、大小さまざまな様式の門を、いくつもくぐり抜けながら、ゆるやかな坂道をすすんで行きます。
姫路城の階段は急な上り下り
こちらが、大天守に入っていく「水五門」です。
ここからは、土足禁止となっており、靴を脱いで入城します。冬の寒い時期などは、スリッパを持参するのがおすすめです。
ナイロン袋が用意されているので、脱いだ履物を入れて、持ち歩きながら、大天守を見学します。
大天守の通路には、見学コースを示した矢印があり、順路にそってすすんでいきます。
こちらが、上の階に登っていく階段です。けっこう急な階段がいくつもあります。
姫路城は外から見ると、屋根の数から5階建てに見えますが、城郭建築では、内側の階段を「階」で表しますので、6階建てとなります。
姫路城の大天守に登ると、400年前の城郭建築を、目の前で手に取りながら、見学することができます。
大天守最上階には神社がある
大天守の最上階には、長壁(刑部)神社があります。この神社は、姫路城の守護神としてまつられています。
ここでは、神社にお参りしたり、窓から景色を眺めたり、記念撮影したりと、それぞれに楽しまれています。
大天守最上階の、南側にある窓には、有料の望遠鏡が設置されています。
ここは海抜91.9mで、南方向に瀬戸内海があり、晴れた日には約6㎞先にある、臨海地域の煙突が見えます。
大天守の最上階で、犬を連れて観光している方を見かけました。
姫路城では、小型犬が入るくらいのケージが、いくつか用意されているようです。
特別公開の小天守を見学
姫路城は、4つの建物が四角く配置されており、通常はメインの大天守のみが、一般公開されています。
今回は期間限定で、東小天守・乾小天守と、それらをつなぐ渡櫓の、特別公開があったので、別料金500円を支払って、見学してきました。
こちらが、東小天守の最上階です。階段をあがってすぐに、5.8m×4.8mの一室が広がっています。
こちらが、東小天守と乾小天守をつなぐ、ロの渡櫓です。現存する渡櫓のなかで、最大級の規模となります。
こちらが、乾小天守からみた、姫路城の大天守です。
乾小天守からは、格子のない窓から、大天守の北西面を、間近に見ることができます。
特別公開された、小天守と渡櫓は、大天守を取り囲むように配置されています。
通常では見られない、さまざまな角度から、大天守を見ることができるので、特別公開の際には、登城してみるのがおすすめです。
こちらが、大天守を見学して一巡した、見学コースの出口です。ここで靴に履き替えます。
建物を出るとすぐに、ふもとの曲輪「備前丸」が広がります。ここでは、大天守を南側から間近に見られます。
見学ルートにそって、ゆるやかな坂道を下ってすすむと、入ってきたチケット売場の付近に、もどってきます。
姫路城を見学する時間は、スムーズに見て回ると、トータルで1時間半~2時間程度が目安になっています。
姫路城は大天守を見学がするのが面白い
姫路城は、外から見る景観を楽しむことができますが、有料区域に入って、大天守に登ってみるのがおすすめです。
大天守の見学ルートには、見るべきポイントがたくさんあるので、ガイドを参考にしながら、姫路城を観覧してみてはいかがでしょうか。