兵庫県の日本酒メーカー5社が、同じ田んぼでできた山田錦を、それぞれに醸造した、純米吟醸酒「五蔵一田」を限定発売しました。
五臓一田は、5種類の美味しい味に仕上がっており、同じ酒米を使った、それぞれの特徴が評価できます。
ギフトに飲み比べセットがおすすめの、うまい日本酒を、それぞれの味に合った、つまみの料理とあわせて紹介します。
兵庫が誇る山田錦の日本酒がおすすめ
山田錦(やまだにしき)とは、主に日本酒醸造に使われる、お米の品種のひとつです。
日本酒の製造に使われる原料米は、酒米(酒造好適米)といわれ、山田錦のほかにも、五百万石や美山錦などの品種があります。
山田錦は、酒米のなかで、最も多く生産されている品種で、酒米の王様といわれるほど、酒造りに適した原料米といわれてます。
兵庫県の酒蔵5社が同じ酒米で製造
兵庫県は酒処として有名で、山田錦の生産量における約6割を、兵庫県産が占めています。
原料となる良質な酒米と、きれいな水に恵まれた兵庫県は、日本酒の生産量が全国一です。
また、酒蔵の数は全国で3番目に多く、神戸や西宮にある「灘の酒」だけではなく、個性豊かな酒蔵がたくさんあります。
純米吟醸生「五蔵一田」で味比べ
兵庫県にある5つの酒蔵が、山田錦を使った限定の日本酒を、販売開始しました。
◆HYO5KURAが純米吟醸生「五蔵一田」を3/15(火)より期間限定で発売開始(茨木酒造お知らせ)2022年3月23日より
日本酒蔵集団「HYO5KURA」は、日本酒の新たな魅力を発信するため、若手蔵元と杜氏が集まった、作り手のグループです。
同じ田んぼで栽培した山田錦を、それぞれの酒蔵で醸造し、ラベルを統一した「五蔵一田」を発表しました。
- 加西市西脇農園で、田植えからこだわった山田錦を使用。
- 収穫した山田錦を、新技術「真吟精米」で精米。
- 酒蔵それぞれの環境、水、独自の醸造法の掛け合わせで製造。
それぞれの酒蔵で完成した日本酒は、まさに5種5様の味に、仕上がっています。
現在は、純米吟醸生を発売中で、今後は火入れバージョンも販売予定です。
商品名:HYO5KURA 純米吟醸生「五蔵一田」
商品規格:兵庫県産山田錦 60%精米 純米吟醸生
容量:1.8ℓ、720㎖
美味しいおすすめ料理の種類
五臓一田のラベルは、5本統一して制作しており、西の酒蔵から5本並べると、酒造りのストーリーが楽しめるようになっています。
それぞれのラベルと味の特徴、各蔵元が味に合わせておすすめする、おつまみの一皿を紹介します。
播州一献 (兵庫県宍粟市)
フレッシュ感を大切に仕上げた、播州一献は、軽い飲み口の中に広がる甘みが特徴。
フキノトウなど、少し苦みのある山菜の天ぷらを合わせると、苦味と油をお酒がうまくまとめて、上質な味わいに。
>山陽盃酒造株式会社 公式サイト
純青 (兵庫県加西市)
山田錦の旨味と、生酛造りならではの、酸味のバランスが絶妙な純青。
酢味噌和えなど、酸味の効いた味噌のあえものと、相性が抜群です。
>富久錦株式会社 公式サイト
盛典 (兵庫県加古川市)
シャープな味わいと、芳醇な香りが特徴の盛典。
ナマコやタコなどの、酢の物を合わせると、日本酒と料理のそれぞれが、互いの良さを引き立てます。
>合名会社岡田本家 公式サイト
来楽 (兵庫県明石市)
「山田錦の豊かな味に、爽やかさを添えた酒」を表現したという来楽は、軽快な味わいと、きれいな甘みが特徴。
白和えをはじめ、野菜の甘みが感じられる、おひたしがおすすめの一皿。
>茨木酒造合名会社 公式サイト
仙介 (兵庫県神戸市)
炭酸ガスをそのまま含んでいるため、口に含むとフレッシュかつ、ふんわりと漂う、さわやかな味わいが堪能できる仙介。
和食はもちろん、さまざまな洋食に合わせて、楽しむことができます。
>泉酒造株式会社 公式サイト
限定商品がギフトにおすすめ
五蔵一田は、10店舗の酒類販売店と、そのオンラインショップで、5本セットが購入できます。(※オンラインショップは一部の店舗のみ)
兵庫県は、個性的で面白い酒蔵がたくさんある、日本酒造りに魅力的な地域です。
各蔵元でできた日本酒は、それぞれ美味しい味に仕上がっているので、お気に入りの味を、探してみるのがおすすめです。
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