姫路城は日本を代表する世界遺産で、別名「白鷺城」といわれるほど、その美しさは多くの観光客を魅了しています。
姫路城裏側観光は、地元民ならではの視点で、一般的に広く知られていないような姫路城の見どころや、おすすめの楽しみ方をまとめて紹介する案内サイトです。
何度も足を運んだ体験から、知る人ぞ知る魅力のポイントや、楽しさが膨らむ歴史背景を深堀りして、簡単にわかりやすく解説しています。
歴史好きな方から、観光したときに少し疑問を感じた方まで、姫路城をさらに楽しむための情報を、まずは基本情報から説明していきます。
- 姫路城の基本情報とその魅力
- 絶景!外観を眺める楽しみ方
- 押さえておきたい見どころ10選
- 夜のライトアップを楽しむ
- 利用案内(入場料・営業時間 etc.)
- 姫路城はどこにある?場所と行き方
- 周辺の観光スポット
姫路城とは?基本情報とその魅力
姫路城は、姫路市街の北に位置する姫山と、その周辺の平地を利用して築かれた平山城です。
小高い山の上に、白壁の壮大な天守が、そびえ立っており、別名「白鷺城」とも呼ばれます。
1601年から8年の建築期間を経て、天守が完成しており、築年数は400年を超えます。
平山城とは
お城の分類のひとつで、平野にある小高い山や丘などを利用して、築かれた城のこと。分類はその他に、山の上に築かれた山城、平地に築かれた平城などがある。
2021年7月時点で、日本国内で25件の登録がある、ユネスコ世界遺産のひとつで、法隆寺とともに最初に登録された文化遺産となります。
姫路城の指定・登録
・1931(昭和6)年 天守が国宝に指定
・1951(昭和26)年 新国宝に指定
・1993(平成5)年 世界文化遺産に登録
姫路城の基本情報
所在地 | 兵庫県姫路市本町68番地 |
階層 | 5層6階、地下1階 |
大天守 | 延床 2,409m2 |
内曲輪 | 敷地 230,000m2 |
築年数 | 約400年 |
姫路城大天守の構造は、5層6階、地下1階となっています。
大小4つの天守が四角く配置された、連立式天守となっており、見る角度によって異なる外観が楽しめます。
白塗りの漆喰、屋根の曲線美、石垣の技法など、姫路城は当時最高の技術が用いられており、日本建築として見どころがたくさんあります。
現在ある姫路城が建築されて約400年のなかで、明治維新にいたるまでの約270年間、歴代の藩主が城を治めました。
前半の約150年は、池田氏、本田氏、松平氏、榊原氏が入れ替わりで、後半の約120年は、酒井氏が姫路城を治めます。
姫路城を観光する際には、お城ができた由来や、ゆかりの人物のエピソードなどを、ざっくりつかんでおくと、見るべきポイントがつかめます。
日本では古来より、名古屋城、熊本城、姫路城をもって、日本三大名城といわれてきました。
しかし、熊本城の天守は明治十年に西南戦争で、名古屋城は昭和二十年に太平洋戦争で焼失しています。
それぞれ、その後に復興はしているものの、江戸時代の天守が現存しているのは、姫路城だけとなってしまいました。
今日、姫路城が日本一の名城と言われるのは、戦火を免れ時代を乗り越えながら、江戸時代の様相を残しているのが、理由のひとつだといえます。
外観を堪能!観光で巡る姫路城の絶景
姫路城の外観は「白鷺城」とも称されるほど、白く優雅な姿で、訪れる多くの人を魅了します。
ここでは、なぜ姫路城が美しく見えるのか、外観の美しさを楽しむための、さまざまな見方と、おすすめのポイントを紹介していきます。
どこから見ても絶景!美しい外観の楽しみ方
姫路城は、メインとなる大天守と、小天守を四角く配置し、それぞれを渡櫓(やぐら)でつなぐ、天守の様式になっています。
南東に大天守があり、乾小天守、西小天守、東小天守とつながっていて、見る角度角度によって、異なる外観が楽しめます。
それぞれの天守が等間隔で並んでいるのではなく、微妙にずれながら、一体として景観を成しているのがポイントで、どの角度から見ても美しい外観が望めるように、工夫が施されています。
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また、姫路城は小高い山の上に天守が建っており、さえぎる高い建物がないので、遠く離れたエリアからでも、美しい外観を楽しめます。
姫路城を囲む公園や周辺エリアからは、さまざまな角度から天守を眺められ、四季折々の自然が作り出す美しい風景が楽しめます。
定番から穴場までベストフォトスポット
姫路城には、雑誌の紹介などで、よく見かける定番の角度から、少し離れた周辺の山々まで、写真映えするフォトスポットが数多くあります。
駅から見る大手前通りの景色は定番で、南側から捉えた迫力ある景色と、街のコントラストが楽しめます。
また、天守に近づいた周辺エリアからは、360度違った角度から撮影が可能で、姫路城を背景に特別な一枚が撮影できます。
さらに、穴場スポットとしておすすめなのが、北側のシロトピア記念公園で、櫓と一体となった重厚な姿を眺められます。
訪れる時間帯によっても、姫路城の印象は変わります。例えば、夕方の赤みがかった光の様子は、幻想的な天守を映し出します。
さらに、ライトアップされた夜の姫路城は、昼間とは異なる美しさを見せ、夜空に輝く白亜の天守が眺められます。
季節ごとに楽しむ景色!桜・紅葉 etc.
姫路城は、四季折々の自然が、異なる表情を見せるので、天守を背景にした、特別な景色が楽しめるのも魅力です。
春には桜が咲き、天守を囲むピンク色の花びらが、白壁に映えるので、桜の名所としても、国内外から多くの人々が訪れます。
秋になると、紅葉やイチョウなど、姫路城を囲む木々が美しく色づき、隣接した日本庭園「好古園」では、秋のイベントも開催されます。
夏には青々とした緑の木々、冬の寒い時期には雪景色など、姫路城では、歴史的木造建築と自然との対比が堪能できます。
訪れる季節・時間・ポイントを考えながら、アングルを変えて、美しいフォトグラフが楽しめるのも、姫路城の魅力のひとつです。
姫路城が別名「白鷺城」と呼ばれる由来
姫路城は、別名「白鷺城」とも呼ばれます。読み方は「しらさぎじょう」もしくは「はくろじょう」です。
白鷺とは
サギ科の鳥のうち、全身白色の「白いサギ」の総称。コサギ、チュウサギ、ダイサギなど。
白鷺城の呼び名の由来には諸説があり、橋本政次「姫路城の話」のなかでは、4つの説が挙げられています。
- 同じ山陽道に、黒い外観で「烏城(うじょう)」と呼ばれる、岡山城がならんでおり、白鷺城と対照的に呼んだ。
- 姫路城の天守が建っている姫山のことを、もっぱら鷺山ともいったので、鷺山の城ともいった。
- 建物外観が白く美しいので、あたかも白鷺が飛んでいるように見えるから。
- 古来より五位鷺(サギ科の鳥)が、多く生息していたから。
>姫路城の雑学・豆知識・秘密のうんちく7選!あの伝説は本当なのか?
姫路城観光の見どころポイント10選
こちらは姫路城の入城口です。ここから先が、姫路城の有料区域になっており、天守の中に入っていけます。
姫路城は、外から見て景観を楽しむことができますが、天守に登って内側から観覧するのがおすすめです。
姫路城では、同行して案内が受けられるガイドサービスがあります。説明を受けながら城内を観覧すると、よりいっそう楽しめます。
体験談 姫路城天守閣の中に入ってみた!見学ルートの回り方を紹介
こちらが、姫路城の有料区域を示した図です。
入城口から入るとすぐに、菱の門があり、いくつもの門を通りながら、天守の中に登城していきます。
姫路城の天守を見学して、順路を進んでいくと、一周してもとの入城口に戻ってくるようになっています。
見どころ① 菱の門から三国堀
入城口から入るとすぐに、姫路城の表玄関となる、菱の門があり、右手に三国堀が見えてきます。
三国堀は、天守が建っている姫山と、西の丸がある鷺山の間に設けられた、四角い堀です。
三国堀の水面には、天守が映り込むので、天候など条件が整うと、美しい逆さ姫路城が撮れるスポットです。
見どころ② 西の丸庭園と化粧櫓
三国堀の西側には、天守が完成した後に、伊勢桑名から移封した、本多忠政によって築かれた、西の丸があります。
今の西の丸は、庭園になっていますが、当時は御殿が建っており、御殿を囲んでいた百間廊下や化粧櫓が、現在でも残っています。
西の丸は、本多家の移封にともない、本多忠刻と再婚した徳川家康の孫、千姫が暮らしたところとして有名です。
西の丸の百間廊下と化粧櫓は、観覧できるようになっており、暮らした資料が、展示されています。
建築を説明したパネルや、白壁の材料など、姫路城に関する詳しい資料が見られるので、じっくりとお城を楽しむ方におすすめです。
見どころ③ 暴れん坊将軍のロケ地で有名な将軍坂
こちらは「はの門」の手前にある、ゆるやかな坂道です。
この坂道は、時代劇「暴れん坊将軍」の名場面が、撮影されたとして有名で、通称「将軍坂」と呼ばれています。
暴れん坊将軍とは
1978年から2002年にかけて、テレビ朝日系列で放送されていた、時代劇のシリーズ番組。主演は俳優の松平健(マツケン)で、江戸幕府8代将軍の徳川吉宗を、長年演じ続けた。
番組のなかで毎回登場する江戸城は、実は姫路城で、西の丸や将軍坂など、姫路城で撮影されることも多かったようです。
NHK総合テレビ「ブラタモリ」姫路城の放送では、オープニングで紹介されており、ここで今回のお題が示されていました。
見どころ④ 城内の瓦にある紋
姫路城では現在でも、建物の瓦などの、いたるところに、紋が残っています。
なかには、キリシタンであった黒田官兵衛にゆかりがあるといわれる、十字の紋瓦も見られます。
それぞれの紋は、ゆかりの人物を表しているので、背景の出来事とあわせて、お城を楽しむポイントです。
見どころ⑤ 大天守を支える東大柱・西大柱
大天守に入ると、東西に並ぶ東大柱と西大柱を、実際に手で触りながら、間近で見ることができます。
姫路城は、改修工事をかさねながら、建築当時の状態が、そのまま残っている、日本城郭のひとつです。
天守の内部に入って、構造や仕組みを実際に見ながら、約400年前の建築技術を、体感できるところが魅力です。
姫路城では、戦に備えた防御の仕掛けが、いたるところで見られます。
当時の人が考えた、敵から守る工夫が、そのまま残っているのも、姫路城の見どころです。
見どころ⑥ 武具掛け(火縄銃・槍などを保管)
天守の壁面には、火縄銃や槍などを保管しておく、数多くの武具掛けがあります。
武具掛けには、火縄銃300丁、槍70本が掛けられるようになっており、姫路城が武器倉庫として使われていたことを示しています。
見どころ⑦ 武者隠し(からくり隠し部屋)
大天守の3階、フロアの四隅には、ひそかに兵を配置できる隠し部屋「武者隠し」があります。
万が一にも敵に侵入を許した場合に、隠れた兵が応戦するという、からくり部屋です。
武者隠しのなかには、扉が開いている箇所があり、外から覗くことができます。
見どころ⑧ 石落とし(攻め込む敵から守る工夫)
大天守の1階には、石垣を登って攻めてくる敵に石を落とす、石落としがあります。
壁の一部が、出窓のようになっており、出窓の底部分にあたる扉を開くと、真下に石垣がみえるようになっています。
こちらは、西の丸にある石落としです。開いた扉から、下の石垣をのぞけるようになっています。
こちらが、大天守の外側から、石落としを見たところです。
石垣を登ろうとした敵は、この角度で、隙間から石が落とされます。
見どころ⑨ 最上階からの眺め
大天守の最上階は、展望台のようになっており、眺望が東西南北に開けています。
晴れた日には、大天守の最上階から南方向に、瀬戸内海まで望むことができ、約6㎞先にある、臨海地域の煙突が見えます。
窓からは、屋根が間近に見えるので、瓦や漆喰の盛り方など、遠くからでは判別できない、建物の細部を見ることができます。
姫路城大天守6階部分は、すべてに窓が設けられる予定でしたが、建築中に変更されて、4隅の窓がふさがれました。
この部分は、平成の改修工事で確認されて、発表当時は「幻の窓」と呼ばれるなど、話題になりました。
こちらが、大天守6階の隅にあたる部分を、内部から見たところです。
文献や記録がないので、ふさがれた経緯は不明ですが、耐震性を高めるためではないかと、考えられています。
見どころ⑩ 鯱(しゃちほこ)を年代で比較
姫路城の鯱は、時代とともに取り換えられており、明治・昭和・平成の改修時に交換されて、昔のものが姫路城内で展示されています。
鯱(しゃちほこ)とは
屋根の上の両端につけられる、飾りの一種で、守り神とされている。姿は魚で頭は虎、尾ひれは上を向き、背中に鋭いトゲを持っているという、想像上の動物を模している。
大天守の屋根にある鯱は、通常、オスとメスで一対になっていますが、姫路城の鯱は、両方ともにオスになっており、全国的に珍しいと言われています。
姫路城の鯱は、時代によって違いがあり、それぞれに表情が異なります。
明治:ウロコの彫が一番深い
昭和:ヒレが大きく華やか
平成:昭和の形状を踏襲しつつも、より迫力を持たせている
姫路城では、並んだ状態で展示されているので、よく見てみると、各時代の違いが観察できます。
姫路城の夜観光はライトアップを楽しむ
姫路城は、夜になると美しいライトアップが施され、昼間とは異なる幻想的な姿を見せます。
白く輝く城の壁面が夜空に浮かび上がり、そのシルエットが引き立つ様子は、まるで別世界の印象を与えてくれます。
漆喰とライトの美しいコントラスト
姫路城のライトアップは、2023年3月にリニューアルが施され、新たなLED照明に更新されています。
新しい白色ライトアップでは、姫路城の白漆喰が最も美しく見えるように、最先端の技術を用いて、照射試験が行われました。
リニューアルにより、白漆喰がもつ滑らかな質感がLED照明に照らされ、まるで浮かび上がるような立体感を生み出しています。
漆喰と白いライトが織りなす姫路城の夜景は、歴史的建造物の新たな魅力を引き出し、訪れる人々に特別な感動をもたらしてくれます。
毎日のライトアップは何時から?
姫路城のライトアップは、毎晩行われており、夕暮れが迫るとともに点灯が始まります。
季節によって開始時間が異なりますが、ライトアップは日没から24時まで実施されており、夜遅くまで美しい夜景を楽しむことができます。
姫路城のライトアップは正面だけでなく、さまざまな角度から照らしているので、遠く離れた周囲のエリアからも、幻想的な姿を一望できます。
姫路駅から大手前通り、シロトピア記念公園などから美しく見えるため、カメラやスマートフォンでの撮影に、最適なスポットが数多くあります。
姫路城を夕暮れの時間帯に訪れる際には、日没の時間を確認し、ライトアップの美しい瞬間を体験するのもいいかもしれません。
色鮮やかな照明の時間帯と意味
リニューアルした姫路城のライトアップでは、カラーLED照明による、カラフルな照明が点灯されます。
通常の白色ライトアップとは異なる趣で、毎日午後8時と午後9時からそれぞれ15分間、季節に応じた特別演出が実施されます。
新ライトアップの名称は「彩雲(さいうん)ライトアップ」と名付けられ、七彩(しちさい)の雲に包まれる姫路城が演出されます。
また特定日には、カラーによるライトアップが実施され、社会運動への支援や、特別なメッセージを発信しています。
季節やイベントごとに異なる彩りをまとう、姫路城のライトアップは、訪れる人々に新たな発見と特別な感動をもたらしてくれます。
期間限定のライトアップイベントも
姫路城では、期間限定のライトアップイベントや特別公開など、さまざまな催しが定期的に開催されています。
ライトアップイベントの情報は、公式サイトで発信されるので、スケジュールを事前に確認しておくと、夜の姫路城をより一層楽しむことができます。
姫路城観光案内(来城に関するQ&A)
姫路城の観光で、事前に知っておきたい基本情報を、Q&A形式でまとめてみました。
姫路城の入場料(料金)・営業時間は?
姫路城の有料区域に入る、入城券の料金は、大人1000円・小人300円です。
その他には、姫路城に隣接する日本庭園「好古園」とのセット券や、団体割引券があります。
姫路城の営業時間は、通常期で9:00~17:00です。16:00まで入城できます。
6月1日~9月24日のハイシーズンは、9:00~18:00で、1時間長くなり、17:00まで入城できます。
お得な割引チケットはある?
姫路城ループバスを利用する方は、1日乗車券を姫路城の入城券販売窓口で提示すると、姫路城を含む周辺施設が2割引で利用できます。
姫路城ループバスの1日乗車券は、神姫バス姫路駅前案内所で販売されています。
所要時間の目安は?どれくらいで回れる?
姫路城を観光する所要時間は、スムーズに見て回ると、トータルで1時間半~2時間程度が目安になっています。
ハイシーズンや、特別展示がある場合は、入城に待ち時間が発生することがあるので、観光時間に余裕をもって計画するのがおすすめです。
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ガイドを受けながら観覧できるの?
姫路城は、建物を見て回るだけでなく、案内されながら観光すると、何倍も楽しむことができます。
入城口では、音声ガイドの専用機器を貸し出しているので、利用するのがおすすめです。
音声ガイドでは、姫路城にゆかりの松平健さんと、講談師の旭堂鱗林さんが、案内人としてナビゲーションしてくれます。
姫路城プレミアムオーディオガイド
貸出時間:開城時間~閉門の1時間前まで
貸出場所:管理事務所東側 資料室
レンタル料金:600円(税込)城内20カ所、約30分のオーディオガイド
また姫路城には、一緒に連れ立って城内を回ってくれる、ガイドサービスがあります。
姫路城入城口の横に、受付があるので、ガイド付きで姫路城を観覧するには、こちらもおすすめです。
姫路城シルバー観光ガイド
受付:姫路城入城口の横
料金:ガイド1名につき 2,000円
プレミアムオーディオガイドや、シルバー観光ガイドを活用すると、歴史の意味合いを発見しながら、姫路城を楽しむことができます。
姫路城の場所はどこにある?最寄り駅は?
姫路城は、兵庫県姫路市にある、世界遺産のお城です。
姫路市の中心には「JR姫路駅」と、阪神電車につながる「山陽電車姫路駅」があり、姫路城の最寄り駅となります。
JR姫路駅は、在来線3路線と新幹線が乗り入れるターミナル駅で「のぞみ」が停車します。
空港案内 姫路城周辺にある最寄りの空港
駅から姫路城への行き方は?
こちらが、JR姫路駅の展望デッキから、姫路城の方向を見た景色です。
駅の姫路城口(北口)から、目抜き通りとなる「大手前通り」が、まっすぐに続いていて、姫路城が眺められます。
お城までの間には、碁盤の目のように、市街地が広がっており、商店街を散策しながら、歩いて行けます。
姫路ならではの老舗や、食事処が楽しめるので、少し歩きますが、徒歩で行くのがおすすめです。
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入城券はどこで売ってるの?
姫路城の周囲は、ぐるりと堀に囲まれていて、堀の内側に入っていける箇所が、門・門跡の3カ所あります。
通常、観光客がよく出入りするのが、南側にある大手門です。
東側と北側にはそれぞれ、喜斎門跡、北勢隠門跡がありますが、現在は門がないので、基礎だけが残る門跡になっています。
中央に赤色で示したのが、姫路城の有料区域に入る入城口と入城券販売窓口で、3つの門・門跡から、それぞれ歩いていきます。
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また、姫路城から徒歩5分にある好古園では、姫路城との共通入場券が購入できます。
好古園は姫路城に隣接した日本庭園で、共通入場券を購入すると、姫路城の料金に+50円で入ることができます。
周辺に車やバイクの駐車場はあるの?
姫路城の周辺には、姫路市の公営パーキングが、いくつかあります。
堀の内側に入っていく、3つの門・門跡の近くには、それぞれ車を停める場所があるので、行き先によって使い分けるのが便利です。
関連記事 姫路城の駐車場を地図で案内
姫路城の住所
姫路城の住所は「姫路市本町68番地」ですが、範囲が広いので、複数の施設が同じ番地で表記されます。単独の番地としては、皇居に次いで日本で2番目に広い番地です。
近くにお土産店はあるの?
有料区域の出口では、姫路城のキーホルダーや御城印、関連したゆるキャラのグッズなどが、お土産として販売されています。
土産店はこのほかにも、三ノ丸広場の中や、南に出たところの、家老屋敷跡公園などにも並んでいます。
姫路城周辺の観光スポット
姫路城を中心とした広大なエリアは、歴史と自然が調和した「姫路公園」として整備されています。
公園内には、世界遺産姫路城をはじめ、好古園や姫路市立動物園、姫路市立美術館など、観光スポットが点在しており、さまざまな楽しみ方ができます。
広い敷地内を散策しながら、四季折々の景色と歴史的な建築物を、じっくり堪能できるのが魅力です。
好古園(こうこえん)
好古園は、姫路城に隣接する日本庭園で、江戸時代の武家屋敷跡に作られました。
1992年に開園したこの庭園は、姫路城の南西に広がり、約3.5ヘクタールもの敷地を誇ります。
庭園は9つのエリアに分かれており、四季折々の美しい景色が楽しめます。園内には池や滝が配置され、水のせせらぎが心を和ませます。
園内には、庭園を眺めながら食事ができるレストラン「活水軒」があり、ゆっくりとした空間で、城下の風情を感じられます。
また、本格的数寄屋造りの茶室「双樹庵」では、抹茶とお菓子をいただきながら、日本文化を体験することができます。
姫路城の大手門から徒歩約200mと近く、お得な共通入場券もあるので、姫路城を観光する際には、好古園で静かなひとときを過ごすのがおすすめです。
姫路市立動物園
姫路市立動物園は、姫路城のすぐ隣に位置する、戦後間もない1951年に開園した、歴史ある動物園です。
園内には約100種類以上の動物たちが飼育されており、ライオンやキリン、ペンギンといった人気の動物から、インコや爬虫類などの小動物まで、多彩な動物たちに出会えます。
園内には、子どもが楽しい観覧車など、昭和の趣を残した小さな遊園地もあり、家族連れで楽しめる場所となっています。
また、動物園の中にある赤い橋は、姫路城を背景にした写真撮影の穴場スポットで、城を訪れた際の特別な思い出を作ることができます。
市営ならではの安価な料金設定なので、動物とのふれあいを求めて、少し足をのばしてみるのがおすすめです。
姫路市立美術館
姫路市立美術館は、赤レンガ造りの美しい建物が特徴の、姫路城の東側に位置する美術館です。
1905年に陸軍兵器庫として建てられた、歴史的建造物を利用しており、外観から時代の重みと歴史的な趣を感じることができます。
戦後は姫路市役所として使用された後、1983年に美術館として開館しました。以来、多様な展示を通じて、訪れる人々に芸術の魅力を伝えています。
館内では、国内外の美術作品を幅広く展示しており、近代洋画、郷土作家の作品が充実しています。
また、無料で観覧できるコレクションギャラリーを中心に、定期的な企画展示が開催され、様々なテーマで新しい芸術との出会いが楽しめます。
姫路城を観覧した後に、美術館を訪れる方は、企画展示のスケジュールや休館日など、事前にチェックしておくのがおすすめです。
>姫路市立美術館 公式サイト
兵庫県立歴史博物館
兵庫県立歴史博物館は、姫路城の北側に位置し、兵庫県の歴史や文化をテーマに、多様な展示が行われています。
ロビーを含めた1階が無料の展示ゾーンとなっており、2階が特別展示などを行う有料ゾーンとなっています。
期間限定で行われる企画展では、特定のテーマに沿った深掘り展示が行われ、訪れるたびに新しい発見があります。
>兵庫県立歴史博物館 公式サイト
兵庫県立歴史博物館の建物は、文化勲章を受章した故丹下健三氏の基本設計で、1983年に開館しました。
姫路城が窓に移り込む外観は絶景で、穴場の観光スポットとなっています。
また、2階の軽食喫茶「はりまっ子」からは、天守閣が望めるので、姫路城観光の休憩におすすめです。
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シロトピア記念公園
シロトピア記念公園は、姫路城の北側に広がる緑豊かな公園で、1989年に開催された「姫路シロトピア博」の記念として整備されました。
姫路城の壮大な景観を楽しみながら、静かに散策できるスポットとして、地元民や観光客に親しまれています。
公園内には広々とした芝生や季節の木々が植えられ、四季折々の自然を感じながら、ゆったりと過ごすことができます。
シロトピア記念公園は、観光客が多い南側エリアに比べて静かな場所で、北側から望む重厚な姫路城が見られる穴場スポットです。
また、家族連れにも人気があり、ピクニックや子どもたちの遊び場としても利用されています。
公園内にはベンチや休憩スペースが設けられており、姫路城を眺めながら静かな時間を過ごせます。
姫路城観光の際には、周辺の公園全体をゆっくりと巡り、歴史の風情と自然の美しさを感じながら、非日常のひとときを過ごしてみるのがおすすめです。
姫路城の見どころと街の魅力に触れる旅
建物を見て美しいと感じることは、普段の生活では、あまり多くないと思います。
姫路城を見ていると、天守の美しさと、400年以上も前に、この建物を作り上げた人たちに、関心するばかりです。
姫路は海あり山ありで、姫路城以外にも、行楽スポットがたくさんあります。
また、ナイトタイムの歓楽街には、姫路ならではの食事処や、楽しい飲み屋さんが、盛りだくさんです。
姫路城の観光と周辺の街歩きを合わせて、宿泊旅行のプランを立ててみるのがおすすめです。
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