カテゴリー: 大企業特集

  • パリミキホールディングス 姫路で生まれ巣立っていった大企業たち

    パリミキホールディングス 姫路で生まれ巣立っていった大企業たち

    このシリーズでは、姫路で創業して大企業に成長していく過程で、本社を姫路から市外に移していった企業を紹介したいと思います。

    今回は、パリミキの店舗をチェーン展開する、株式会社パリミキホールディングスを紹介します。

    関連記事 姫路の大手企業・優良企業 紹介記事まとめ

    パリミキホールディングスとは

    【会社概要】 ※有価証券報告書より

    会社名株式会社パリミキホールディングス
    (旧) 株式会社三城ホールディングス
    本社東京都港区海岸1-2-3
    設立1950年1月
    主な事業内容眼鏡販売小売チェーン
    売上高44,092百万円(2022年3月期)

    ㈱パリミキホールディングスは、言わずと知れた日本最大の眼鏡小売りチェーン店です。

    海外への進出を果たすなど、国内だけではなく海外にも事業を拡大しています。

    創業者は多根良尾さん


    国内外に店舗がある「メガネの三城」ですが、創業は兵庫県姫路市になります。

    1930年 多根良尾(故人)が、姫路市に時計店として、正確堂時計店を創業。

    1950年1月  姫路市伊伝居において㈱三城時計店を設立、時計・貴金属・眼鏡の販売、修繕を行う小売店を開業。

    1960年3月 本社を姫路市直養町に移転し、社名を㈱メガネの三城に改め、眼鏡専門の小売店へ移行する。

    1973年3月 初の海外進出として、フランスに子会社を設立。パリ店をオープンする。

    1974年1月 関東地区への進出拠点として、㈱パリ―ミキ(東京都中央区日本橋)を設立する。

    1988年3月 子会社の吸収合併をともない、本社を東京都中央区日本橋に移転し、社名を㈱三城に改める。

    1995年8月 日本証券業協会に店頭登録。

    1996年12月 東京証券取引所第二部上場。

    1998年9月 東京証券取引所第一部に指定。

    2004年5月 本店を東京都中央区銀座に移転。

    2009年4月 純粋持株会社制へ移行し、㈱三城ホールディングスへ商号を変更。

    2012年11月 東京都港区港南に本社を移転。

    2016年12月 東京都港区海岸に本社を移転。

    2018年12月 登記上の本店を東京都中央区日本橋室町に移転。

    2022年4月 ㈱パリミキホールディングスへ商号を変更。

    ※ 有価証券報告書より抜粋

    株式会社ルネットとメガネの三城

    メガネの三城 総本店

    2022年3月末時点で、姫路市に本社を置く㈱ルネットが、㈱パリミキホールディングスの株式議決権のうち、42.11%を保有する大株主です。

    創業家、社員持株会、自社保有分を合わせると、株式議決権の50%以上を保有している状況になります。

    また、姫路市には、メガネの三城 総本店があり、倉庫・流通センターなどを設置しています。

    パリミキで幅広いビジネスに対応

    パリミキ

    ㈱三城ホールディングスは、2022年4月1日より、㈱パリミキホールディングスへ、社名変更しました。

    ◆「三城」から「パリミキ」へ社名変更、屋号統一のお知らせ(@Press)2022年3月31日より

    「パリミキ、メガネの三城」の屋号は「パリミキ」に統一して、屋号からメガネを外すことになりました。

    社名変更は、メガネや目に限らず、お客のあらゆるお困りごとを、幅広く解決していくという、決意を表しています。

    総本店は創業の姫路にある

    時代が変わるにつれて、「メガネの三城」が姫路の企業だったのを、知らない人が、多くなっているのではないでしょうか。

    現在では、全国的に知名度があり、誰もが知っている企業の中には、姫路で創業された企業が少なくありません。

    企業が大きく成長して、世代が変わっても、創業したふるさとへの思いは、忘れないでほしいと思います。

  • ダイハツディーゼルは姫路工場で何つくってる?デュアルフューエルの生産能力を増強へ

    ダイハツディーゼルは姫路工場で何つくってる?デュアルフューエルの生産能力を増強へ

    ダイハツディーゼルの姫路工場で、生産能力を増強する計画があります。

    兵庫県姫路市にある姫路工場は、新しくできた工場で、守山の工場とあわせて、ダイハツディーゼルの製造拠点となっています。

    姫路の工場では、どんな製品をつくっているのか、船舶のエンジン、デュアルフューエル機関とあわせて、ダイハツディーゼル姫路工場について調べてみました。

    ダイハツディーゼルとは

    ダイハツディーゼルは、ディーゼルエンジンやガスタービンなどの、内燃機関・産業機器を製造するメーカーです。

    軽自動車でおなじみの自動車メーカー、ダイハツ工業から、事業を分離するかたちで、設立されました。

    【会社概要】※公式サイトより

    会社名ダイハツディーゼル株式会社
    本社大阪市北区大淀中1-1-30
    梅田スカイビルタワーウエスト17・18階
    創立1966年5月 (創業1907年)
    従業員数834名 (2021年3月31日現在)
    売上高567億円 (2021年3月期)

    ダイハツディーゼル姫路工場

    ダイハツディーゼル姫路工場 (兵庫県)

    ダイハツディーゼルの姫路工場は、2015年11月より、開設に向け子会社が設立され、2018年8月に操業を開始しました。

    住所:兵庫県姫路市広畑区富士町12-8

    ダイハツディーゼルの姫路工場は、姫路市の臨海部にあたる、広畑区にあります。

    日本製鉄の瀬戸内製鉄所に隣接しており、港湾に面した埠頭のそばに工場があります。

    ディーゼルエンジンってなに?

    ディーゼルエンジンは、ディーゼル機関とも呼ばれる、内燃機関です。燃料を燃焼させて、動力を得ます。

    一般的に自動車に使われるガソリンエンジンと、基本的には同じ構造ですが、点火の方式に違いがあります。

    ディーゼルエンジンの特徴
    ・低回転で強いトルクを発生できる
    ・熱効率が高く燃料消費率が少ない
    ・構造がシンプルなので壊れにくく寿命が長い

    ダイハツディーゼルは、船舶用エンジン、発電用補機関が主力製品で、世界大手の一角を占めています。

    船舶用のデュアルフューエル機関


    ダイハツディーゼルの船舶用エンジンは、耐久性、環境性能、低騒音低振動など、海上輸送の分野で、高い信頼性があります。

    海上輸送では、より環境にやさしい航行が注目されており、ダイハツディーゼルでは、デュアルフューエル機関を開発し、製品化をすすめてきました。

    デュアルフューエルエンジンは、液体燃料とガス燃料の双方を、切り替えて運転可能で、さらなる環境負荷の低減に役立ちます。

    ※船舶用エンジンの動画 (ダイハツディーゼル6DKM-26e)

    ダイハツディーゼルの船舶用製品

    デュアルフューエル機関を搭載した大型船舶
    引用元:日本郵船株式会社 ホームページ

    ダイハツディーゼルが、デュアルフューエル機関の、ラインアップ化を完了しました。

    ◆デュアルフューエル機関ラインアップ化完了ならびに姫路工場生産能力増強について(ダイハツディーゼルリリース)2021年10月20日(PDF)より

    製品ラインアップは、DE20DF、DE23DF、DE28DF、DE35DFの4機種になります。

    >ダイハツディーゼル 船舶用エンジン

    搭載済・稼働している大型自動車運搬船
    • 日本郵船「SAKURA LEADER」
    • 川崎汽船「CENTURY HIGHWAY GREEN」

    現在、デュアルフューエル機関のうち、自動車運搬船、メガコンテナ船、バルクキャリア向けに、併せて約100台を受注しています。

    姫路工場の運転設備を増設へ

    ダイハツディーゼルでは、今後の需要拡大に対応するため、デュアルフューエル機関の生産能力増強を目的として、姫路工場の運転設備増設を決定しています。

    姫路工場の増設によって、関連企業の仕事が増えたり、雇用の拡大があると、地域の経済にも良い影響が期待できると思います。

  • 西松屋チェーン 姫路で創業の歴史【着物→幼児服】うさぎロゴマークで全国店舗展開

    西松屋チェーン 姫路で創業の歴史【着物→幼児服】うさぎロゴマークで全国店舗展開

    兵庫県姫路市に本社を置く、西松屋チェーンの創業と歴史を調べてみました。

    西松屋チェーンは、西二階町にある呉服店がルーツで、和装の着物から幼児服に事業を展開して、大手の小売りチェーンに成長しました。

    幼児服で全国チェーンとなった、西松屋の創業と沿革・歴史を、姫路での発祥の地をあわせて紹介します。

    西松屋は姫路本社のチェーン店

    【会社概要】※西松屋チェーンHPより抜粋

    会社名株式会社西松屋チェーン
    設立1956年10月
    本社兵庫県姫路市飾東町庄266-1 
    事業内容ベビー・子どものくらし用品専門店チェーン
    売上高1430億円(2020年2月期)
    店舗数1006店舗(2020年2月現在)

    幼児服でおなじみの西松屋は、西松屋チェーンが運営する小売りチェーンです。

    CMで流れる「にっ・しっ・まっ・つ・や」のサウンドと、うさぎのキャラクターが印象的です。

    姫路での創業と歴史

    幼児服の西松屋は、お宮参りの衣装や、出産準備品を扱う「赤ちゃんの西松屋㈱」の設立と、大手前通り店の出店から始まりました。

    大手前通りは、姫路駅前の幅の広い道路で、姫路市の中心市街地を通る、目抜き通りです。

    1956年10月 赤ちゃんの西松屋㈱が姫路大手前通りに出店

    1959年3月 ㈱西松屋ストアーに商号変更

    1965年10月 幼児服の販売店を姫路みゆき通りに出店

    1979年8月 ㈱西松屋チエーンに商号変更

    1979年10月 郊外型店舗の北姫路店(現姫路花北店)を出店

    1997年5月 ㈱西松屋チェーンに商号変更

    1997年7月 株式を店頭登録銘柄として登録

    1999年11月 東京証券取引所第二部に株式を上場

    2001年2月 東京証券取引所第一部銘柄に指定

    西松屋チェーンは、1980年代までは、関西ローカルの小売店でしたが、1990年代後半から関東エリアに出店をはじめ、全国に拡大していきます。

    現在では、日本全国すべての都道府県に店舗があり、2018年12月には、店舗数が1000店に到達しています。

    ※有価証券報告書・会社沿革より抜粋

    西二階町の呉服店がルーツ

    西松屋 歴史いつから

    西松屋チェーンは、姫路市西二階町にある呉服店「西松屋」の、別部門として設立されました。

    着物の西松屋は、明治12年創業の老舗で、現在でも西二階町の本店を拠点に、6店舗を展開しています。

    姫路・播磨で、ハレの日を祝う着物に、老舗呉服店の西松屋は、長く親しまれています。

    発祥の地一号店の場所

    幼児服の西松屋

    姫路大手前通りにあった発祥一号店は、今でも西松屋チェーンの看板が掲げてあります。着物の西松屋から二軒隣の場所です。

    ここの1号店から、1000店舗以上のチェーン店に成長したと思うと、感慨深い場所だなと思います。

    うさぎのロゴマークが可愛い

    普段、幼児服を買い物するなかで、CMでおなじみの西松屋チェーンが、姫路の企業だということを、気にする機会は少ないかもしれません。

    地方で創業しても、事業の規模が大きくなると、東京に本社を移す企業が多いなかで、西松屋チェーンは今でも、姫路市に本社を置いています。

    2018年には、インターネット販売専用の配送センターを、新しく姫路に設けるなど、設備投資も行っています。

    今後も、姫路での先進的な取り組みと、新たな投資に期待したいと思います。

    西松屋チェーン 公式サイト

  • ヘラマンタイトン兵庫工場(安富町)はどんな事業してる?日本法人が創業50周年

    ヘラマンタイトン兵庫工場(安富町)はどんな事業してる?日本法人が創業50周年

    ヘラマンタイトン日本法人が、今年で創立50周年を迎えます。

    ヘラマンタイトンの事業は、配線などを束ねるときに使う、インシュロック(結束バンド)の製造・販売ですです。

    日本でのヘラマンタイトンの製造拠点となる、兵庫工場が姫路市安富にあるので、ヘラマンタイトン兵庫工場について紹介します。

    ヘラマンタイトンとは


    ヘラマンタイトン株式会社は、インシュロック(結束バンド)をはじめとする、配線資材を製造販売するメーカーです。

    ドイツ創業で世界39ヵ国に展開、10ヵ国以上に製造拠点を設ける、ヘラマンタイトングループの日本法人になります。

    ヘラマンタイトンが製造販売する「インシュロック」は、ナイロン製結束バンドの一般名のように使われますが、同社の製品名で、商標登録されています。

    ヘラマンタイトン兵庫工場

    住所:兵庫県姫路市安富町安志766

    ヘラマンタイトン日本法人は、1970年10月に創立され、今年で50周年を迎えます。

    東京に本社、主要都市にオフィスを置くほか、1986年3月、兵庫県宍粟郡(しそうぐん)安富町に、製造拠点となる兵庫工場を開設しています。

    兵庫県宍粟郡安富町は、市町村合併により2006年に姫路市に編入され、兵庫県姫路市安富町になっています。

    ヘラマンタイトン兵庫工場は、兵庫県の中西部、姫路市の北部に位置し、近くには中国自動車道が通っています。

    インシュロック事業の研究・開発・製造


    ヘラマンタイトン兵庫工場では、研究開発から製品設計、金型製作、試作、生産、品質管理まで、一括して手掛けられています。

    ヘラマンタイトンの国内向けインシュロック製品の多くは、兵庫工場で製造され、全国に配送されています。

    グローバルメーカーの製造拠点

    ヘラマンタイトンのナイロン製結束バンドは、建設業界をはじめ、多くの業界で使用されています。

    最近では配線の整理やDIYなど、家庭でも使用する機会が増えたのではないでしょうか。

    ヘラマンタイトンでは、さまざまな形のインシュロック製品を取り扱っています。

    製品カタログが無料でダウンロードできるので、インシュロックを使う機会が多い方は、公式サイトをご覧になってみてはいかがでしょうか。

    ヘラマンタイトン 公式サイト

    姫路で正社員の仕事探しする紹介サイトまとめ

  • 日本触媒は姫路市網干の工場で何つくってる?新施設のおむつ吸水性ポリマーがスゴイ

    日本触媒は姫路市網干の工場で何つくってる?新施設のおむつ吸水性ポリマーがスゴイ

    日本触媒が兵庫県姫路市網干の姫路製造所で、新しい施設を建設しているので、調べてみました。

    新工場での生産は、紙おむつの材料などに使われる、新開発の吸水性ポリマーが製造される予定です。

    姫路に研究の拠点を置く日本触媒は、姫路製造所の夜景もキレイだと有名なので、あわせて紹介します。

    日本触媒とは

    【会社概要】※日本触媒HPより抜粋

    会社名株式会社 日本触媒
    大阪本社大阪市中央区高麗橋4-1-1
    創業1941年(昭和16年) 8月21日
    従業員数4,510名 (連結)
    2,353名 (単独)
    (2020年3月末)
    売上収益3,021億円 (2019年度 連結)

    日本触媒(しょくばい)は、高吸水性樹脂を中心に、基礎化学品、機能性化学品の製造販売を行う、大手化学メーカーです。

    日本触媒が製造する、高吸水性樹脂という化学製品は、世界の紙おむつの約4分の1に使われており、世界首位のシェアを誇っています。

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    姫路製造所の住所とアクセス


    日本触媒は現在、国内において姫路製造所と川崎製造所の、2つの生産拠点があります。

    姫路製造所は、主力製品の製造拠点となっており、各製品の世界展開を支える、マザー工場でもあります。

    日本触媒の姫路製造所は、姫路市南西部の臨海工業地域にあります。

    住所:姫路市網干区興浜字西沖992-1
    アクセス:山陽電鉄「網干駅」よりタクシーで約5分/JR「網干駅」よりタクシーで約15分

    姫路に生産拠点と研究所を設置

    日本触媒は、1941年の創業以来、自社開発の触媒技術を核に、独自の技術で事業を拡大しています。

    兵庫県姫路市には、1960年に生産拠点を設置し、現在では研究所を併設した、主要な拠点になっています。

    1960年姫路市に姫路工場(現姫路製造所)を設置
    1970年姫路工場(現姫路製造所)でアクリル酸及びアクリル酸エステルの製造を開始
    1981年姫路研究所、川崎研究所を新設
    1982年姫路製造所でメタクリル酸及びメタクリル酸エステルの製造を開始
    1983年姫路製造所内に触媒研究所を新設
    1985年姫路製造所で高吸水性樹脂の製造を開始
    ※有価証券報告書より抜粋

    日本触媒の網干工場は夜景も有名

    網干沖の工場夜景
    満月と工場地帯(網干区) 提供:姫路市

    日本触媒姫路製造所を含めた、姫路市網干区付近の臨海工業地域は、工場の夜景が楽しめることでも有名になっています。

    姫路沖の船上から、工場夜景を見るツアーが企画されるなど、姫路の新たな観光スポットとして話題になっています。

    三洋化成工業と経営統合

    日本触媒は、同業の化学品メーカー三洋化成工業と、経営統合する予定になっています。

    経営統合は、完全持株会社「Synfomix株式会社」(シンフォミクス) を設立するかたちで行われます。

    経営統合による持株会社の成立は、2020年10月の予定でしたが、新型コロナ等の影響で、2021年4月に延期されています。

    >日本触媒プレスリリース
    経営統合に関するお知らせ(PDF) 2019年11月29日
    延期・見直しに関するお知らせ(PDF) 2020年4月13日

    【追記20’10/22】経営統合が中止になりました。

    >日本触媒プレスリリース
    最終契約の合意解約に関するお知らせ(PDF)2020年10月21日

    おむつ製品の吸水性ポリマーを製造

    吸水性樹脂の実験
    左が新規開発品、右が従来品

    日本触媒が、従来できなかった、画期的な超速乾性吸収性能を有する、高吸水性樹脂(SAP)を開発しました。

    ◆超速乾性を有する新規高吸水性樹脂の製法を開発(PRTIMES)2020年10月12日より

    新しく開発された高吸水性樹脂(SAP)は、従来品と比較して超速乾性が優れているだけでなく、液保持性が約3倍優れています。

    高吸水性樹脂(SAP)を用いた衛生材料は、今後さらなる成長が期待される、大人向け衛生商品の高付加価値化に、大きく貢献することが期待されます。

    日本触媒の建設中プラント

    日本触媒では、姫路製造所内に年産15,000トンのプラントを建設中で、2021年6月より生産および販売を開始する予定です。

    姫路製造所で生産される、従来にない画期的な新製品は、衛生材料以外の用途で使われるような、新たな市場創出も期待できます。

    日本触媒姫路製造所まとめ


    日本触媒の新製品がスゴイですね。吸水性が向上するということは、コンパクトですむということにもなります。

    姫路製造所が、世界の紙おむつの快適性を、支えているということになりますね。

    今後、衛生用品以外にも、様々な用途で使われるようになって、姫路への設備投資が、より進むといいなと思います。

    日本触媒 公式サイト

  • 神戸物産(業務スーパー)が本社移転で新社屋建設!場所はどこ?加古川駅から行ってみた

    神戸物産(業務スーパー)が本社移転で新社屋建設!場所はどこ?加古川駅から行ってみた

    業務スーパーを展開する神戸物産が、兵庫県加古川市に本社移転を進めています。

    本社を移転する新築社屋の場所は、どこになるのか、いつから本社移転をするかなど、調べてみました。

    実際に、JR加古川駅から本社のビルまで、徒歩でアクセスするには、何分かかるか、行き方もあわせてまとめてみました。

    神戸物産(業務スーパー)とは

    【会社概要】※神戸物産 HP、Yahooファイナンスより抜粋

    商号株式会社神戸物産
    本社兵庫県加古郡稲美町中一色876番1
    設立1985年11月6日
    事業概要・業務スーパーなど小売店、外食・惣菜店のFC事業
    ・海外での商品開発・輸入、国内自社生産、及び加盟店への商品供給
    ・エコ再生エネルギーを活用した発電所の運営
    従業員数単独403人、連結2147人
    店舗数国内866店舗 (2020年7月末現在)

    神戸物産は、食品小売りの「業務スーパー」を、全国にフランチャイズ展開する企業です。

    業務スーパーの他にも、外食や惣菜店のフランチャイズ、エコエネルギー事業なども手掛けています。

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    本社移転の場所は加古川市

    住所:兵庫県加古川市加古川町平野 (建設中の住所表示)

    神戸物産では、本社を現在の加古郡稲美町から、加古川市平野へ移転する計画を進めています。

    本社移転は、稲美町の本社から距離で約4㎞、西に行った場所に計画しています。


    移転予定地は、JR加古川駅の徒歩圏内で、駅から東方向に高架沿いを歩いて、約7分ほどの場所になります。

    神戸物産が本社を新築 (建設中)

    建設中の神戸物産本社ビル
    JR神戸線の車窓より

    予定地では新社屋の建設が進んでいます。南隣には、お寺が見えます。

    JR神戸線に乗っていると、南側の窓から見えるぐらいの場所にできます。

    神戸物産本社の新社屋図面
    案内板より

    案内板によると、新社屋は主に3つの建物からなり、研究棟事務所立体駐車場が、計画図に描かれていました。

    本社移転はいつから?

    業務スーパー 本部
    案内板より

    建設現場の案内板によると、工事完了の予定日は、令和2年12月28日となっています。

    神戸新聞の記事によると、神戸物産が2021年春をめどに、本社を移転するとあります。

    ◆「業務スーパー」の神戸物産、加古川に本社移転へ 21年春めど(神戸新聞)2020年9月4日より

    加古川駅からアクセスしてみた

    JR加古川駅の改札付近

    JR加古川駅には、改札が1つあります。

    神戸物産の本社(建設中)に行くには、改札を出て、北口・南口のどちらからでも行けます。

    今回は、より近い南口から、行ってみました。

    ヤマトヤシキ加古川店

    南口を出ると、地元百貨店のヤマトヤシキが、正面に見えます。

    駅の東方向にある、神戸物産の本社に行くには、ヤマトヤシキを右手に見ながら、進んでいきます。

    サンライズ加古川

    サンライズ加古川というビルの方向です。

    加古川は棋士のまち

    棋士のまち加古川の看板

    ちなみに、ヤマトヤシキのなかには、かこがわ将棋プラザがあります。

    兵庫県加古川市は、「棋士のまち」として取り組んでおり、かこがわ将棋プラザでは、プロ棋士から将棋を教えてもらえます。

    神戸物産本社にアクセスする道

    サンライズ加古川をすぎて、高架沿いを歩いていくと、一方通行道路になっています。

    そのまま、歩道をまっすぐに進んでいきます。

    本社近くに保育園

    加古川駅前あかり保育園

    神戸物産の本社に行くまでの、高架沿い交差点には、駅前保育園がありました。

    神戸物産本社にアクセスする道

    交差点を渡って、まっすぐに高架沿いの歩道を進んでいきます。

    本社近くの駐車場

    神戸物産本社周辺の駐車場

    JRの高架下には、駐車場がありました。

    周辺には、いくつか駐車場がありましたが、いずれも一日の駐車代金が、500円前後でした。

    神戸物産本社の入口付近

    まっすぐに高架沿いを歩いていくと、右手(南側)に、建設中の本社が見えます。

    付近は現在工事中ですが、計画図を見てみると、ここが新社屋への入口になりそうです。

    加古川駅の改札からここまでは、徒歩で約7分ほどかかりました。

    神戸物産の本社移転まとめ

    神戸物産の新社屋が楽しみですね。

    全国で販売される商品が、ここで研究開発されると思うと、業務スーパーで買い物がしたくなります。

    神戸物産の本社移転で、加古川駅の利用が増えて、駅前が活性化するといいなと思います。

  • 姫路の大企業・優良企業 紹介記事まとめ!メーカー大手の工場&ランキングも

    姫路の大企業・優良企業 紹介記事まとめ!メーカー大手の工場&ランキングも

    兵庫県姫路市には、よく知られる有名な大手企業や、きらっと輝く優良企業、大企業の工場など、さまざまな会社があります。

    姫路ラボでは、姫路の企業のなかでも、話題になっている大手企業と、その姫路工場、注目の優良企業などのトピックを取り上げて、紹介しています。

    そのなかで、特に注目を集めた、姫路の大手企業、優良企業、大規模な工場を置く大企業の記事について、まとめてみました。

    姫路の大企業・優良企業

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    メーカー大手の工場

    優良企業 比較ランキング

    姫路市に窓口がある金融機関

    転出していった大企業

    研究機関の情報

    兵庫県では、研究機関別・地域別など、県内の研究機関について、データブックを公開しています。

    本県において産学官の多彩な研究機関のネットワーク形成に資するため、公益財団法人ひょうご科学技術協会の協力を得て、機関からの回答に基づき「ひょうご研究機関データブック」(平成31年3月)を作成しました。

    情報源:「ひょうご研究機関データブック」の作成にあたって(兵庫県)

    >ひょうご研究機関データブック リンクサイト

    姫路の大手企業・優良企業まとめ

    このほかにも、姫路で活躍する大手企業・優良企業は、まだまだたくさんあります。

    姫路付近の企業については、関連のトピックを紹介していますので、是非、ご覧になってみてください。

    今後も話題の大手企業・優良企業を見つけしだい、随時紹介していきたいと思います。

  • マックスバリュ西日本(ウェルマート) 姫路で生まれ巣立っていった大企業たち

    マックスバリュ西日本(ウェルマート) 姫路で生まれ巣立っていった大企業たち

    このシリーズでは、姫路で創業して大企業に成長していく過程で、本社を姫路から市外に移していった企業を紹介しています。

    今回は、イオングループで食品スーパー大手、マックスバリュ西日本 (昔の名前:ウェルマート)を紹介したいと思います。 

    関連記事 姫路の大手企業・優良企業 紹介記事まとめ

    マックスバリュ西日本の会社概要

    【会社概要】※ マックスバリュ西日本HP、有価証券報告書より

    会社名マックスバリュ西日本株式会社
    設立1982年3月5日
    本社広島県広島市南区段原南1丁目3-52
    事業内容食料品及び日用雑貨用品の小売販売
    売上高連結 5,340億円(2020年2月)
    単独 2,553億円(2020年2月)

    マックスバリュ西日本は、イオングループが展開する食品スーパーマーケットです。

    親会社であるイオン株式会社の持株比率は、直接間接あわせて議決権ベースで、74.16%になります。

    2019年3月に㈱マルナカ、㈱山陽マルナカを株式交換により完全子会社したので、連結売上高が大きく拡大しています。

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    ウェルマート設立の経緯

    Well Mart Aioi Aut 10 2.JPG
    ウエルマート相生店 Wikipedia リンクによる

    このシリーズでは前回、イオンの前身であるジャスコと、合併によりジャスコになった、フタギを紹介しました。

    1970年、イオンの前身「ジャスコ株式会社」が、岡田屋・フタギ・シロの提携をもとに誕生します。

    姫路市を拠点にしていたフタギは、合併とともに本社を大阪へ移すかたちで、総合スーパージャスコとして、全国に展開していきます。

    そんななか、当時、ジャスコの常務を務めていた、柴田虎雄氏が中心となり、ジャスコの子会社として、食品スーパーマーケット事業を立ち上げることになります。

    ジャスコ創業者の一人柴田虎雄(71)=姫路市山吹1丁目=も43年卒。5年間を柔道部で過ごした。
    常務を経てウェルマート会長として店頭登録を果たし、播磨を中心に82店舗を展開し基礎を築いた。

    姫路商業高等学校 同窓会「琴陵会」HPより

    フタギ出身の柴田氏は、子会社の拠点を姫路に置き、食品スーパーマーケット事業を拡大していきます。

    こうして姫路に本社を置く「ウェルマート」が誕生することになりました。

    ウェルマート1号店は、1982年12月に開店。ジャスコ誕生から、12年後の出来事でした。

    店舗数を拡大してマックスバリュに

    ウェルマート1号店は、姫路市田寺に開店します。その後、出店とM&Aを進めながら、事業の規模を拡大していきます。

    1984年5月 高砂市に10号店として北浜店を開店

    1985年11月 明石市に20号店として大久保北店を開店

    1989年1月 赤穂郡上郡町に40号店として上郡店を開店

    1997年1月 揖保郡太子町に80号店として太子南店を開店

    事業開始から「ウェルマート」の名前で店舗を展開していましたが、1995年12月、姫路市内に開店する東山店から「マックスバリュ」のブランドに変更します。

    そして、2000年5月に、店舗の名前だけでなく、会社の商号を「マックスバリュ西日本株式会社」に改新します。

    ウェルマートの名前の店舗は、順次マックスバリュにリニューアルされ、相生店の改装を最後に、ウェルマートの名前はなくなります。

    ※マックスバリュ西日本企業沿革より抜粋

    マルナカ・山陽マルナカとの経営統合

    ウエルマート 歌

    マックスバリュ西日本は、兵庫県から西へ、岡山・広島・四国方面に事業を展開するなかで、2012年5月、姫路市から広島市に、本店を移転します。

    そして、2019年3月、マルナカ(本社:香川県高松市)、山陽マルナカ(本社:岡山県岡山市)を、株式交換により完全子会社にするかたちで経営統合します。

    マックスバリュ西日本と姫路

    普段、買い物をしているなかで、マックスバリュ西日本が、姫路発祥の企業だったということを気にする機会は、少ないかもしれません。

    マックスバリュ西日本は、バレーボール「ヴィクトリーナ姫路」のスポンサーや、FMゲンキなど、身近なところでも、地域を支えてくれています。

    広島県に本社を移転しても、兵庫県には、店舗の多くがありますので、地域とともに、あり続けてほしいと思います。

    今後も姫路での、先進的な小売り店舗の開発や、新たな投資を期待したいと思います。

    ※記事中「ウエルマート」の「エ」は小文字に統一して表記しています。
    ※記事中の地図は、© OpenStreetMap contributorsより作成

  • ダイセルは姫路市網干の工場で何つくってる?建設中の設備投資を調べてみた

    ダイセルは姫路市網干の工場で何つくってる?建設中の設備投資を調べてみた

    ダイセルが兵庫県姫路市の網干工場で、大規模な設備投資を行っています。

    網干工場では主に、酢酸セルロース、酢酸、アセテート・トウ、チオグリコール酸などの製品をつくっています。

    建設工事が進んでいるようなので、姫路製造所のゆかりや、研究所のイノベーションパークなど、創業100周年を迎えた、ダイセルについて調べてみました。

    ダイセルグループとは

    【会社概要】※ダイセルHPより

    商号株式会社ダイセル
    本店大阪市北区大深町3番1号
    設立1919年9月8日
    従業員数連結 12,319名
    単体 2,421名
    (2019年3月31日現在)
    売上高4,649億円 (2019年3月期)

    株式会社ダイセルは、セルロース製品、有機合成製品、合成樹脂製品、火工品製品などの、製造販売を行う大手化学メーカーです。

    株式会社ダイセルと、子会社69社、関連会社12社によりダイセルグループを構成しています。

    セルロース事業では、酢酸セルロースを材料に「アセテート・トウ」と呼ばれる、繊維の束を製造。これが、たばこフィルターの原料に使われており、事業の柱のひとつになっています。

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    網干工場・播磨工場・広畑工場の地図


    兵庫県姫路市には、ダイセルの姫路製造所「網干工場」と「広畑工場」があります。また近隣たつの市に「播磨工場」があります。

    住所
    網干工場:兵庫県姫路市網干区新在家1239
    広畑工場:兵庫県姫路市広畑区富士町12
    播磨工場:兵庫県たつの市揖保川町馬場805

    3工場あわせて、1040人が働いています。(2019年3月末※有価証券報告書より)

    ダイセル姫路製造所の沿革

    明治時代に、「セルロイド」が素材革命をおこします。「セルロイド」は、歴史上はじめて工業化されたプラスチックで、画期的な化学製品でした。

    ダイセルが網干に拠点を置くルーツは、1908年に「日本セルロイド人造絹糸株式会社(現 網干工場)」が設立されたところから始まります。

    1919年、この会社を含む、セルロイド製造会社8社の合併により、大日本セルロイド株式会社(現 ダイセル)が創立されます。

    1951年網干工場において酢酸セルロース事業開始
    1954年播磨工場設置、発射薬の製造開始
    1980年網干に総合研究所を設置
    1990年網干工場において液晶表示向けフィルム用酢酸セルロース及び、
    たばこフィルター用トウの製造開始
    1993年広畑工場を設置
    2017年総合研究所と姫路技術本社を再配置し、イノベーションパークに集約
    ※有価証券報告書より抜粋

    イノベーションパーク (iCube)


    2017年、ダイセルは網干にあった「総合研究所」と「姫路技術本社」を再配置し、「イノベーション・パーク」として集約しました。

    従来は、各事業ごとの研究開発部門や、生産技術部門などが、それぞれ独立して配置されていましたが、一つに集約することによって、新事業創出や技術開発など、よりいっそう進めることができるようになりました。

    現在、網干のイノベーションパークが、ダイセルのモノづくりにおいて、研究開発の拠点となっています。

    >ダイセル イノベーションパークの設置

    網干工場に酢酸などの設備投資

    ダイセル イノベーションパーク

    ダイセルが兵庫県姫路市の網干工場に大規模な設備投資をしています。

    ◆ダイセル、網干工場に1000億円 酢酸など製造設備新設(神戸新聞)2019年9月28日より

    網干工場の主な製造品は、酢酸セルロース、酢酸、アセテート・トウ、チオグリコール酸などです。

    神戸新聞の記事によると、今回の設備投資では、基幹製品の酢酸と、化粧品原料の製造設備を新設するそうです。

    化粧品原料となる「1,3-ブチレングリコール」は、天然由来の保湿・抗菌製品で、幅広い製品に使われます。

    ダイセルでは、世界的な天然由来製品への需要増を見込み、生産設備の新設で対応していきます。

    >ダイセル 1,3-BG 製造設備の新設

    ダイセルは創業100周年

    ダイセルは昨年、創業100周年を迎えました。網干での事業開始から数えると、今年(2020年)で112年になります。

    事業環境が変化するなかで、技術を革新し続けて、100年続くって、スゴイですね。

    これからも創業地のひとつ「網干」から世界に向けて、イノベーションを起こし続けてほしいと思います。

  • イオン←ジャスコ←フタギ 姫路で生まれ巣立っていった大企業たち

    イオン←ジャスコ←フタギ 姫路で生まれ巣立っていった大企業たち

    このシリーズでは、姫路で創業して大企業に成長していく過程で、本社を姫路から市外に移していった企業を紹介しています。

    今回は、イオンの前身であるジャスコの発祥と、合併によりジャスコになった「フタギ」から、イオンの歴史を紹介したいと思います。

    関連記事 姫路の大手企業・優良企業 紹介記事まとめ

    イオングループの概要

    【会社概要】※イオンHPより抜粋

    社名イオン株式会社(純粋持株会社)
    設立1926年(大正15年)9月
    本社千葉県千葉市美浜区中瀬1-5-1
    事業内容小売、ディベロッパー、金融、サービスなど
    営業収益8兆5182億円(2019年2月連結)

    説明するまでもありませんが、イオン株式会社は、日本を代表する総合小売大手「イオングループ」を総括する、純粋持株会社です。

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    ジャスコ(イオンの前身) 誕生の歴史


    イオン株式会社は、2001年に社名を変更するまで、ジャスコ株式会社でした。総合スーパー「JASCO」の名前は、記憶に新しいと思います。

    ジャスコの誕生は、岡田屋(三重県)、フタギ(兵庫県)、シロ(大阪府)の3社が、共同出資で仕入会社(旧)ジャスコ株式会社を、設立するところから始まります。

    岡田屋:1758年 岡田惣左衛門が岡田屋を創業
    フタギ:1937年 二木一一がフタギ洋品店を創業
    シロ:1955年 井上次郎がシロを創業

    ジャスコ誕生
    1968年5月、「小売業の近代化」を目指し、三重県を中心に店舗展開する岡田屋と、兵庫県を地盤とするフタギが提携を発表。そこに大阪府のシロも参画。1969年、ジャスコ(株)を設立しました。

    イオンの歴史より

    1970年、イオンの前身「ジャスコ株式会社」が、岡田屋・フタギ・シロの提携をもとに誕生します。

    2001年8月、「ジャスコ株式会社」は、「イオン株式会社」へと社名を変更。

    2008年8月、イオンは「イオン株式会社」を中核とした純粋持株会社体制に移行し、「イオン株式会社」の小売事業等は「イオンリテール株式会社」に承継されます。

    2017年2月末現在、「イオン株式会社」とグループ企業を合わせ、300を超える企業で構成するグループを形成しています。

    ※ イオンHPより抜粋

    フタギ株式会社は合併でジャスコに

    フタギ株式会社は、姫路で創業した「フタギ洋品店」が発祥の小売チェーンです。三重の岡田屋、大阪のシロと合併し、ジャスコへと発展していきました。

    1937年、二木一一が兵庫県姫路市にフタギ洋品店を創業。

    1949年、フタギは「フタギ株式会社」を設立し法人化。

    1970年、合併によりジャスコ株式会社が誕生。ジャスコの本店は大阪市に。

    フタギ株式会社は、1970年3月の合併時点で、兵庫県姫路市を中心に、27店舗を展開していました。

    ※ 有価証券報告書 沿革、イオンHPより

    姫路市とジャスコの店舗

    ジャスコ発祥の地
    ジャスコ飾磨店の名店街

    フタギが姫路拠点の小売チェーンだったので、姫路市内には、ジャスコやフォーラスなど、イオングループの店舗が、比較的たくさんありました。

    名店街と総合スーパーを合わせた「ジャスコ飾磨店」や、大型ショッピングモール「イオンリバーシティ」など、当時では先進的な小売店舗が、姫路市内でオープンしています。

    イオングループの創業家

    今や日本最大の小売大手になったイオングループですが、その一部が姫路の企業だったというのを知らない人が、多くなっているのではないでしょうか。

    イオングループのルーツが、岡田家だと知っている方は、多いように思いますが、二木家もまた、創業家のひとつなんです。

    日本一の小売りグループに成長しても、姫路への思いは、忘れないでほしいところです。

    今後も姫路での、先進的な小売り店舗の開発や、新たな投資を期待したいと思います。

    イオン株式会社 公式サイト 企業沿革

    つづき マックスバリュ西日本(ウェルマート) 姫路で生まれ巣立っていった大企業たち