ダイセルは姫路市網干の工場で何つくってる?建設中の設備投資を調べてみた

ダイセル網干工場の看板

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ダイセルが兵庫県姫路市の網干工場に大規模な設備投資をしています。

◆ダイセル、網干工場に1000億円 酢酸など製造設備新設(神戸新聞)2019年9月28日

https://bit.ly/3eDxRdE

建設工事が進んでいるようなので、ダイセルについて調べてみました。

ダイセルグループとは

【会社概要】※ダイセルHPより

商号株式会社ダイセル
本店大阪市北区大深町3番1号
設立1919年9月8日
従業員数連結 12,319名
単体 2,421名
(2019年3月31日現在)
売上高4,649億円 (2019年3月期)

株式会社ダイセルは、セルロース製品、有機合成製品、合成樹脂製品、火工品製品などの、製造販売を行う大手化学メーカーです。

株式会社ダイセルと、子会社69社、関連会社12社によりダイセルグループを構成しています。

セルロース事業では、酢酸セルロースを材料に「アセテート・トウ」と呼ばれる、繊維の束を製造。これが、たばこフィルターの原料に使われており、事業の柱のひとつになっています。

網干工場 播磨工場 広畑工場


兵庫県姫路市には、ダイセルの姫路製造所「網干工場」と「広畑工場」があります。また近隣たつの市に「播磨工場」があります。

住所
網干工場:兵庫県姫路市網干区新在家1239
広畑工場:兵庫県姫路市広畑区富士町12
播磨工場:兵庫県たつの市揖保川町馬場805

3工場あわせて、1040人が働いています。(2019年3月末※有価証券報告書より)

>ダイセル 事業所案内

姫路製造所の沿革

明治時代に、「セルロイド」が素材革命をおこします。「セルロイド」は、歴史上はじめて工業化されたプラスチックで、画期的な化学製品でした。

ダイセルが網干に拠点を置くルーツは、1908年に「日本セルロイド人造絹糸株式会社(現 網干工場)」が設立されたところから始まります。

1919年、この会社を含む、セルロイド製造会社8社の合併により、大日本セルロイド株式会社(現 ダイセル)が創立されます。

1951年網干工場において酢酸セルロース事業開始
1954年播磨工場設置、発射薬の製造開始
1980年網干に総合研究所を設置
1990年網干工場において液晶表示向けフィルム用酢酸セルロース及び、
たばこフィルター用トウの製造開始
1993年広畑工場を設置
2017年総合研究所と姫路技術本社を再配置し、イノベーションパークに集約
※有価証券報告書より抜粋

イノベーションパーク (iCube)


2017年、ダイセルは網干にあった「総合研究所」と「姫路技術本社」を再配置し、「イノベーション・パーク」として集約しました。

従来は、各事業ごとの研究開発部門や、生産技術部門などが、それぞれ独立して配置されていましたが、一つに集約することによって、新事業創出や技術開発など、よりいっそう進めることができるようになりました。

現在、網干のイノベーションパークが、ダイセルのモノづくりにおいて、研究開発の拠点となっています。

>ダイセル イノベーションパークの設置

網干工場への設備投資

ダイセル網干工場の工事現場

網干工場の主な製造品は、酢酸セルロース、酢酸、アセテート・トウ、チオグリコール酸などです。

神戸新聞の記事によると、今回の設備投資では、基幹製品の酢酸と、化粧品原料の製造設備を新設するそうです。

化粧品原料となる「1,3-ブチレングリコール」は、天然由来の保湿・抗菌製品で、幅広い製品に使われます。

ダイセルでは、世界的な天然由来製品への需要増を見込み、生産設備の新設で対応していきます。

>ダイセル 1,3-BG 製造設備の新設

創業100周年


ダイセルは昨年、創業100周年を迎えました。網干での事業開始から数えると、今年(2020年)で112年になります。

事業環境が変化するなかで、技術を革新し続けて、100年続くって、スゴイですね。

これからも創業地のひとつ「網干」から世界に向けて、イノベーションを起こし続けてほしいと思います。

ダイセル 公式サイト

>『ダイセル式生産革新はこうして生まれた』を見てみる




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