天ぷらや唐揚げなどを、揚げた後にでる揚げカスは、処理方法を知らずに放置すると、油が自然発火するおそれがあり、捨て方に注意が必要です。
業務用のフライヤーなどから出る、揚げ物の油を効率よく再利用して、除去した天かすを肥料化できる搾り機「エコリオ」を紹介します。
処理した揚げカスを回収して、再資源化するプロジェクトが進んでおり、姫路の三機サービスが参画したので、あわせて紹介します。
揚げカス(業務用)は処理方法に注意
揚げ物をしたあとの揚げカスは、未処理のまま放置しておくと、自然発火の危険があります。
飲食店や食品製造業者は、処理後に産業廃棄物として廃棄する必要があり、一定のコストがかかります。
揚げカスの処理は、手間もコストもかかるために、揚げ物を取り扱う事業者にとって、課題となっていました。
揚げカス搾り機で処理する捨て方
㈱エコリオが販売する、揚げカス搾り機「エコリオ」は、大量に出る揚げカスを搾って処理する、業務用の搾り機です。
エコリオを導入して、揚げカスを搾ると、揚げカスに含まれた半分の量の油が、再利用できるようになります。
また、エコリオで圧縮して残った、固形状の搾りカスは、そのまま通常の生ごみとして処理できて、飼料や肥料としても再利用が可能になります。
エコリオは、揚げカスを処理する手間を省き、産廃処理にかかるコストを削減できることから、揚げ物産業で導入する企業が増えています。
揚げカスを処理・回収して資源に再利用
㈱エコリオでは、国内の食品製造業者が排出する、揚げカスを回収・加工して、飼料や燃料などの資源に利用する、プロジェクトを実施しています。
㈱エコリオが実施する、エコリオステーションプロジェクトは、全国の揚げカスを回収して、飼料や燃料に変える、新しい循環システムを目指しています。
㈱エコリオでは、揚げカスの二次加工処理施設「エコリオステーション」を、全国に増設していく予定です。
三機サービスがプロジェクトに参画
兵庫県姫路市に本社を置く、三機サービスが、エコリオステーションプロジェクトに参画しました。
◆三機サービス、エコリオとメンテナンス契約締結(PRTIMES)2023年1月17日より
三機サービスは、プロジェクトのなかで、揚げカス搾り機の据付工事・保守メンテナンスを担当します。
会社名 | 株式会社三機サービス (東京証券取引所スタンダード) |
本社 | 兵庫県姫路市阿保甲576番地1 |
設立 | 1977年 |
事業内容 | 24時間365日コールセンターシステム 空調機器・電気・厨房・給排水衛生設備などの設計・施工・保守管理メンテナンス |
揚げカス搾り機「エコリオ」がおすすめ
揚げカス搾り機「エコリオ」は、スーパーマーケット、外食産業、食品工場など、揚げ物を取り扱う事業者に、導入がすすんでいます。
揚げカスの処理に課題のある方は、エコリオステーションプロジェクトに、参加してみてはいかがでしょうか。
処理
揚げカスを搾り機で処理、油は再利用して効率化。
↓
回収
搾って圧縮した固形物は、㈱エコリオが買い取り・回収。
↓↓
再加工
二次加工場に集められ、飼料や発電の燃料に利用。