パリミキホールディングス 姫路で生まれ巣立っていった大企業たち

パリミキホールディングス

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このシリーズでは、姫路で創業して大企業に成長していく過程で、本社を姫路から市外に移していった企業を紹介したいと思います。

今回は、パリミキの店舗をチェーン展開する、株式会社パリミキホールディングスを紹介します。

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パリミキホールディングスとは

【会社概要】 ※有価証券報告書より

会社名株式会社パリミキホールディングス
(旧) 株式会社三城ホールディングス
本社東京都港区海岸1-2-3
設立1950年1月
主な事業内容眼鏡販売小売チェーン
売上高44,092百万円(2022年3月期)

㈱パリミキホールディングスは、言わずと知れた日本最大の眼鏡小売りチェーン店です。

海外への進出を果たすなど、国内だけではなく海外にも事業を拡大しています。

創業者は多根良尾さん


国内外に店舗がある「メガネの三城」ですが、創業は兵庫県姫路市になります。

1930年 多根良尾(故人)が、姫路市に時計店として、正確堂時計店を創業。

1950年1月  姫路市伊伝居において㈱三城時計店を設立、時計・貴金属・眼鏡の販売、修繕を行う小売店を開業。

1960年3月 本社を姫路市直養町に移転し、社名を㈱メガネの三城に改め、眼鏡専門の小売店へ移行する。

1973年3月 初の海外進出として、フランスに子会社を設立。パリ店をオープンする。

1974年1月 関東地区への進出拠点として、㈱パリ―ミキ(東京都中央区日本橋)を設立する。

1988年3月 子会社の吸収合併をともない、本社を東京都中央区日本橋に移転し、社名を㈱三城に改める。

1995年8月 日本証券業協会に店頭登録。

1996年12月 東京証券取引所第二部上場。

1998年9月 東京証券取引所第一部に指定。

2004年5月 本店を東京都中央区銀座に移転。

2009年4月 純粋持株会社制へ移行し、㈱三城ホールディングスへ商号を変更。

2012年11月 東京都港区港南に本社を移転。

2016年12月 東京都港区海岸に本社を移転。

2018年12月 登記上の本店を東京都中央区日本橋室町に移転。

2022年4月 ㈱パリミキホールディングスへ商号を変更。

※ 有価証券報告書より抜粋

株式会社ルネットとメガネの三城

メガネの三城 総本店

2022年3月末時点で、姫路市に本社を置く㈱ルネットが、㈱パリミキホールディングスの株式議決権のうち、42.11%を保有する大株主です。

創業家、社員持株会、自社保有分を合わせると、株式議決権の50%以上を保有している状況になります。

また、姫路市には、メガネの三城 総本店があり、倉庫・流通センターなどを設置しています。

パリミキで幅広いビジネスに対応

パリミキ

㈱三城ホールディングスは、2022年4月1日より、㈱パリミキホールディングスへ、社名変更しました。

◆「三城」から「パリミキ」へ社名変更、屋号統一のお知らせ(@Press)2022年3月31日より

「パリミキ、メガネの三城」の屋号は「パリミキ」に統一して、屋号からメガネを外すことになりました。

社名変更は、メガネや目に限らず、お客のあらゆるお困りごとを、幅広く解決していくという、決意を表しています。

総本店は創業の姫路にある

時代が変わるにつれて、「メガネの三城」が姫路の企業だったのを、知らない人が、多くなっているのではないでしょうか。

現在では、全国的に知名度があり、誰もが知っている企業の中には、姫路で創業された企業が少なくありません。

企業が大きく成長して、世代が変わっても、創業したふるさとへの思いは、忘れないでほしいと思います。

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八名一平