姫路に本社を置く上場企業15社について、それぞれの会社の平均年収を調べて、上位5社をランキングしてみました。
また、全国を調査した上場企業の平均年収や、市役所・市議の年収についても、あわせてまとめています。
会社で働く人にとっては、誰もが気になる年収・給料などの条件について、調べてみました。
姫路本社の上場企業 平均年収ランキング
姫路を代表する大企業、山陽特殊製鋼や大和工業などは、株式を上場しているので、毎年公開する有価証券報告書で、従業員の平均年収を公開しています。
その中で、平均年収の上位TOP5をランキングしてみました。
※ データ参照:Yahooファイナンス 2019年5月31日時点
第5位 WDBホールディングス
理学系研究職や研究補助職の人材派遣会社です。持株会社なので、単独での従業員数は少なくなっています。
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第4位 ヘリオステクノロジーズHD
フェニックス電機が源流の電気機器の会社です。
残念ながら、ヘリオステクノホールディングス㈱は、 2019年8月をめどに本社を東京に移転してしまいます。
傘下の照明器具製造フェニックス電機と人材派遣の日本技術センターなど、子会社の本社は姫路市のままです。
第3位 大和工業
電炉大手でH形鋼主力の鉄鋼会社です。韓国やタイなど海外に拠点があり、海外比率が大きいです。
第2位 グローリー
硬貨・紙幣処理機・自販機の大手です。
第1位 山陽特殊鋼
言わずと知れた特殊鋼のメーカーです。2019年3月、山陽特殊鋼は日本製鉄(旧 新日鉄住金)の出資を受け入れました。
出資比率は現在の15.3%から51.5%に引き上がり、連結子会社になりました。子会社化後も上場は維持されます。
全国上場企業の平均年間給与
それでは、全国の上場企業における平均年収はどのぐらいなのでしょうか。リサーチ会社の調査が発表されています。
◆2018年決算 「上場企業2,591社の平均年間給与」調査、平均年間給与は7年連続上昇で初の600万円台、建設業が4年連続トップ(東京商工リサーチ)2019年5月27日より
2018年決算の上場企業2,591社における平均年間給与は、606万2,000円(中央値593万5,000円)でした。
近年の景気拡大によって、7年連続で上昇しています。
なかには平均年収が1,000万以上の会社もあり、2,591社のなかで31社あるそうです。
国税庁の調査した平均年収
国税庁の民間給与実態統計調査(平成29年分)によると、1年を通して勤務した給与所得者の平均給与は432万2,000円(うち、正規493万7,000円) でした。
こちらの調査は、上場企業以外も含めた、大小幅広い事業所を対象とした統計調査ですので、中小企業が多い地方の都市では、こちらのほうが実感に近いのではないでしょうか。
国税庁の調査においても、平均給与は5年連続で上昇しているものの、上場企業とは大きな差があります。
市役所・市議の年収
姫路市においてはホームページで給与の状況が公表されています。
月額の給与や、職務別、市長や議員についても詳細に公表されていますので、参考にしてみてください。
姫路で企業比較の参考に
企業における平均給与は、業種や仕事内容、従業員の年齢構成など、さまざまな要因によって決まります。
平均値が高いほうが良いとは、一概には言えませんので、参考までにしてみてください。
地域全体の年収が上がることによって、みんなが使えるお金が増えて、景気が良くなればいいなと思います。
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