兵庫県宍粟市にある、伊和神社の見どころ・お参りポイントを、3つ選んでまとめてみました。
伊和神社は、播磨の一宮として歴史がある神社で、境内の本殿うしろにある鶴石が、由緒・由来の伝説で有名です。
車のお祓いもしてくれるので、ご祈祷をしてもらって、交通安全のお守りをつける人も多いです。
道の駅にある駐車場の場所、バスでのアクセスなどあわせて、伊和神社の見どころを紹介します。
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伊和神社(宍粟市)の由緒・ご利益
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伊和神社は、播磨国の一の宮として、古くから信仰されている、格式の高い神社です。
一宮 (いちのみや)とは、神社の社格を示す格式のひとつで、日本の各地域を国と呼んでいた時代に、その地域で最も格式の高い神社を表しました。
伊和神社の歴史は古く、一説では、西暦144年の創祀と伝えられています。
ご利益 (御神徳)
・農業、工業、商業など産業の神
・縁結びの神
・福の神
・病気平癒の神
・交通安全の神
※伊和神社御由緒略記より
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伊和神社の場所とアクセス
住所:兵庫県宍粟市一宮町須行名407
伊和神社は、兵庫県の中西部に位置する、宍粟(しそう)市にあります。
兵庫県播磨地方と鳥取県因幡地方を結ぶ、因幡街道(現在の国道29号線)沿いにあり、姫路と鳥取のほぼ真ん中あたりに位置します。
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伊和神社の前にはバス停があり、神姫バスの山崎(バス停)から、路線バスが利用できます。
姫路駅から伊和神社までバスで行くには、姫路駅(北口)から、山崎(宍粟市)行きに乗り、一の宮伊和神社まで乗り継ぐことになります。
伊和神社の駐車場
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伊和神社は、南北に通る国道29号線沿いに境内があり、大きな樹木が立ち並ぶなかに、社殿があります。
国道29号線を挟んで「道の駅」があるので、そちらの駐車場と、反対側にある西参道の駐車場が利用できます。
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こちらが国道沿いの道の駅にある、伊和神社駐車場です。
この駐車場を入って、奥に進んだ場所に第2駐車場、北側には臨時の駐車場があります。
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こちらが西参道の入口にある、伊和神社の駐車場です。
伊和神社に参拝される方は、こちら側の駐車場が利用できます。
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伊和神社に表参道から行ってみた
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伊和神社の境内に入って行くには、四方に参道があり、表参道と西参道には、随神門があります。
今回は、メインの表参道から入って、境内の見どころを巡ってみました。
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こちらが国道沿いにある、伊和神社の表参道の入口です。
国道29号線は、車の通りが多いので、気を付けながら横断歩道を渡って、参道へ入って行きます。
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こちらが表参道の鳥居です。
伊和神社の境内には、杉の木など大きな樹木が、たくさん立ち並んでいるので、森の中を抜けていく感じです。
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こちらが表参道の随神門です。門を通って進んで行きます。
門の手前には、マスク着用の注意書きがありました。
車のお祓い(ご祈祷)もしてくれる
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伊和神社では、車のご祈祷もしてくれます。
この場所から車を乗り入れ、拝殿の前に車を停めて、社務所で手続きをします。
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拝殿の手前には、手水舎があります。龍の口から水が流れ出るようになっていました。
伊和神社の見どころポイント3選
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見どころ・お参りポイント ① 拝殿
入ってすぐ正面に、神社の拝殿があります。拝殿の奥には幣殿、その奥に本殿があります。
車のご祈祷をする方が、ここに車を停めて、社務所で受け付けをしていました。
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拝殿の横隅には「おみくじ」がありました。
100円を入れて、小さく折りたたんだ、紅白のおみくじを、取り出すようになっています。
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社務所の横には、伊和神社の御神木となる、大杉があります。
伊和神社の境内には、目通り回り3m以上の大杉が、84本確認されています。(昭和44年調査)
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見どころ・お参りポイント ② 鶴石
本殿のうしろには「鶴石」があります。鶴石は降臨石ともいわれ、伊和神社の起源と伝わっています。
鶴石伝説とは
昔、大神 伊和恒郷の夢に「我れを祀れ」とのご神託があり、おどろいて見てみると、一夜のうちに杉や桧が生い茂り、空に多くの鶴が舞っていた。
その中の大きな二羽の白鶴が、石の上に北向きに眠っていたので、その場所に社殿を造営したと伝えられている。
その石を「鶴石」といい、伊和神社の社殿が北向きなのは、鶴石伝説が由来だと言われています。
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本殿の裏にまわるように進んで行くと、鶴石と書いた立て札があり、矢印の方向に向かって進んでいきます。
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こちらが本殿うしろにある「鶴石」です。石の格子に囲まれていて、近づいて見られます。
伊和神社の社殿に、鶴の像があるのも、鶴石伝説が起源と伝わっているためです。
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見どころ・お参りポイント ③ 弁天さま
鶴石からぐるりと社殿をまわって、西参道に向かうと、市杵島姫神社があります。通称、弁天さまです。
御祭神:市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
市杵島姫命とは
天照大神の姫神様で、辨天様とも申し、才色秀で給いし神様であります。古来、福の神、水の神、芸能の神と崇め、清明正直の心を持つものの上に、加護を垂れ給い「願掛け」をして、御霊験あらたかなる神様であります。※案内板より
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べんてんさま参道の矢印に進み、階段を下りて行くと、西参道の随神門があります。
門を通って進んで行くと、市杵島姫神社の鳥居が見えてきます。
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こちらが弁天さまの鳥居です。市杵島姫神社は池に囲まれているので、ここが出入口になります。
鳥居をくぐって進んで行くと、池の真ん中に、弁天さまの祠があります。
道の駅でランチ・特産グルメ
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伊和神社の隣には、国道を挟んで「道の駅 播磨いちのみや」があります。
トイレや休憩所、特産品売場、食事処などがあり、国道29号線沿いで、人気の道の駅になっています。
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道の駅には、地元の旬が楽しめる「おふくろ食堂」があります。
季節の野菜とお肉を炊き込んだ「おふくろ飯」の定食など、素朴で嬉しいメニューがそろっています。

同じ敷地内には、農産物直売所「食彩館 伊和の里」があります。とれたての新鮮な野菜や、地元の農産物がそろっています。
お弁当・惣菜なども販売しているので、地元グルメでランチを楽しんだり、美味しい食べ物を買って帰れます。
伊和神社のお守りがおすすめ
伊和神社の拝殿横にある社務所には、お守りもあります。
伊和神社への参拝と、美味しい地元の特産グルメで、伊和参りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
※記事中の地図は、© OpenStreetMap contributorsより作成
主祭神
大己貴神 (おおなむちのかみ)
配祀
少彦名神 (すくなひこなのかみ)
下照姫神 (したてるひめのかみ)