化粧品大手のマンダムが、兵庫県にある福崎工場の敷地内に、新生産棟を竣工しました。
マンダムは「ギャッツビー」「ルシード」などの製品が、CMで有名になっている、大阪本社の化粧品メーカーです。
新しくなったロゴマークと、ロゴの意味などあわせて、マンダムの新工場について紹介します。
マンダムの福崎工場(兵庫)
住所:兵庫県神崎郡福崎町高橋290-28
マンダムの福崎工場は、兵庫県神崎郡福崎町の南西部に位置する、福崎工業団地の中にあります。
近くには凸版印刷や、大王パッケージの工場があるほか、福崎町の工業団地には、企業の生産拠点が40以上も集積しています。
マンダムの福崎工場は、1976年3月に竣工しており、全体として年間約2.3億個の、生産能力があります。
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マンダムの会社概要と生産工場
【会社概要】※マンダムHPより抜粋
社名 | 株式会社マンダム |
本社所在地 | 大阪市中央区十二軒町5-12 |
設立 | 1927年 (昭和2年) |
主要な事業 | 化粧品・香水の製造および販売 医薬部外品の製造および販売 |
従業員数 | 646名(連結 2,914名) ※2021年3月31日現在 |
マンダムは、大阪市に本社を置く、大手化粧品メーカーです。「ギャッツビー」「ルシード」など、男性用化粧品がCMでおなじみです。
マンダムグループは、日本、インドネシア、中国の3拠点に工場があり、福崎工場が国内唯一の生産拠点になっています。
マンダム福崎工場の敷地内に新工場
マンダムが福崎工場の敷地内に、新しい生産棟を竣工しました。
◆マンダム、福崎⼯場敷地内に新⽣産棟を竣⼯(PRTIMES)2021年9月16日より
【新工場の概要】
名称 | 第5工場 |
所在地 | 兵庫県神崎郡福崎町高橋290-28 (現福崎工場敷地内) |
階数 | 地上5階建 (一部吹き抜け) |
生産品目 | ワックス製品、チューブ製品、液体製品 |
投資額 | 146億円 |
新工場には、無人搬送ロボットが導入されており、作業者の負担軽減や、少人化を実現しています。
また、原材料の搬入から、製品が完成するまでの工程が、建屋内で完結しており、クリーンな環境で効率的に、モノづくりができるようになっています。
新工場では、安全設備の強化に加えて、リラックスできる休憩室や、スタイリッシュな食堂など、快適に働ける職場環境が充実しています。
ガラス張りで開放感のあるエントランス、プレゼンルームも完備するなど、魅力的な工場になっています。
新工場には見学通路も用意されています。来訪者が生産ラインの上部から、モノづくりの現場を見られるようになっています。
福崎工場は、日本国内と海外向けの製品づくりだけでなく、グループのイノベーションセンターとしての役割も担っています。
ロゴのデザインと意味
マンダムは2021年9月1日より、VI (ビジュアル・アイデンティティ)を、38年ぶりに刷新しています。
新しいシンボルマーク+社名ロゴは、2021年秋新製品より、順次導入されていきます。
新しいシンボルマークは、企業理念の「人間系」、関わる人の「笑顔」、マンダム頭文字の「M」を表現しています。
新VIは、新工場の外壁やエントランスにも、使用されています。
創業100周年に向けて
ドラッグストアなどで並んでいる、マンダム製品の多くは、福崎町の工場で作られているんですね。
今後も、マンダムの化粧品を使う人が増えて、福崎工場への設備投資が、より進むといいなと思います。
新工場のポイント
・環境負荷に配慮した工場
・自動化による生産性・安全の向上
・化粧品工場として魅力的な設計 etc.