独特な刺繍で表現された特攻服とは、何がルーツで、どんな由来や歴史があるのか、調べてみました。
特攻服は、昭和の昔はヤンキーの服装で見られましたが、最近では、ライブやハロウィンのコスプレなどで、使われたりします。
また、最新のかっこいいブランド特攻服は、海外でも話題になっているといいます。
特攻服は、Amazonや楽天などでも、格安で購入できるようになっているので、あわせて紹介します。
ヤンキーの服装「特攻服」のルーツ
特攻服について、取材記事がありましたので紹介します。
◆特攻服から見える不良ファッションの思想と歴史(日刊SPA)2015年4月19日より
横浜で元暴走族だったという、岩橋さんの話によると、特攻服が着られるようになったのは、70年代の初め頃だそうです。
それまでの暴走族は、ドカジャン(土木作業着のようなもの)などを着たスタイルでした。
ある時から、右翼団体が着ていた隊服を取り入れるようになり、「戦闘服」などと呼んでいたそうです。
刺繍の文字に右翼系の言葉が多かったのは、このためだそうです。
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語源に戦争や日本軍との関係なし
ちなみに、「特攻服」というと、「特攻隊」をイメージするかもしれませんが、 全く関係がありません。
第二次世界大戦中に、特別攻撃隊の関係者が着ていたのは、飛行機の操縦士が着る「飛行服」でした。
夏用の昭和十七年式航空衣袴 Wikipediaより
おそらく、暴走族は危険な行為を行い、警察に追われたりするので、いつのまにか、危険をかえりみない命知らず=特攻隊と呼ばれるようになっただけのようです。
服装は全く関係ありません。
今ではハロウィンのコスプレも
特攻服イメージ(コスプレ) Wikipediaより
前出の岩橋氏の話によると、現在でも卒業式や成人式で特攻服を着てる少年がいますが、あれは単なるコスプレだそうです。
ヤンキーはごくわずかで、ほどんど普通の子が着ているといいます。
今では特攻服をコスプレ用として販売するところもあり、気志團のように、ヤンキーファッションで活躍するアーティストもいます。
何年か前に、卒業式で特攻服を着て集まっていた若者が、駅前で騒ぎをおこし、警察が補導するという出来事がありました。
彼らの主張は、「大人はハロウィーンで大騒ぎするくせに、なぜ、子供はだめなのか。」という言い分でした。
コスプレだと解釈すると、もっともな気もします。
【コッソリ出せる洗い方】
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かっこいいブランドが海外で話題
さらに最近では、特攻服が進化しているようです。
◆特攻服ヤンキーファッションが海外で話題!ブランドも「YANKEE」に注目(pikarine)より
2018年9月に、アパレル新ブランドとして「 〜特攻〜TOKKOU 」なるものが誕生したようです。
ヤンキーをサブカルチャーとして捉えて、デザインされた特攻服を海外に発信しています。
若者の特攻服について、 否定的な意見があるかもしれませんが、ここまでくると、見方が変わるかもしれません。
そもそも、「特攻服」と呼ぶから悪い印象があるわけで、時代も変わったことですし、「Words Written Jacket」とか、「スピリットスーツ」とか、名前を変えれば、印象が変わるような気もします。
Amazon・楽天で買うのが安い
最近では、特攻服がコスプレとして、着られるなど、時代とともに印象が変わりつつあります。
オンラインサイトでは、コスプレ用の安いものもあるようなので、話題の最新ブランドなど、流行りの特攻服を、ご覧になってみてはいかがでしょうか。