兵庫県姫路市的形町にある、福泊海浜公園を紹介します。福泊海水浴場やマリーンベルトとも呼ばれる、姫路の海沿いにある公園です。
近年、福泊キャンプ場は閉鎖して廃止になっています。
この地は、古くから風光明媚で有名で、明治時代の姫路ガイド『現代語訳 沿革考証 姫路名勝誌』のなかに、このような記述がありました。
姫路付近の絶景
姫路付近にある市外の景観を挙げれば、山では増位・麻生・仁寿を推し、水では福泊・恋浜・家島などを語るべきか。
『現代語訳 沿革考証 姫路名勝誌』p155より
福泊を語るべきだというので、海の景色を見ながら海辺を歩いてみました。
姫路福泊マリーンベルトとは
福泊マリーンベルトは、運輸省(現国土交通省)所管海岸環境整備事業で、昭和56年度から着手し、平成3年7月完成したものです。
案内板より
姫路福泊マリーンベルト(海浜公園)は、兵庫県姫路市の海岸沿いにある公園です。
東西に約600mの砂浜が広がっており、歩道やトイレ・休憩所などが整備されています。
西の端には、釣りが楽しめる姫路市営の遊漁センターがあります。
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福泊海浜公園(海水浴場)の場所
福泊海浜公園は、姫路市的形町の海沿いにあります。
JR姫路駅から南東へ約6㎞に位置し、車に乗って約25分で行くことができます。
姫路駅南口から本数は多くないですが、路線バスが出ています。
最寄りの山陽電車的形駅からは、徒歩30分ほどです。
姫路福泊海浜公園に行ってみた
![福泊マリーンベルト](https://himeji-lab.com/wp-content/uploads/2020/05/202006-fukudomari-beach-5.jpg)
入口付近に案内板がありました。
「みんなで大切な自然を守ろう」とありますが、人工に整備された海岸でこの表記は、シュールな光景だなと思いました。
案内板には姫路港管理事務所とありますので、兵庫県の管理となっているようです。
![福泊キャンプ場](https://himeji-lab.com/wp-content/uploads/2020/05/202006-fukudomari-beach-4.jpg)
たしか、駐車場の入口付近に、トイレか脱衣場があったように思いましたが、無くなっています。
![福泊海岸](https://himeji-lab.com/wp-content/uploads/2020/05/202006-fukudomari-beach-8.jpg)
入口付近から西方向を見た風景です。
コンクリートの階段が続いていて、砂浜が広がっています。
![](https://himeji-lab.com/wp-content/uploads/2020/05/202006-fukudomari-beach-6.jpg)
東方向に見える山の上から、パラグライダーを楽しまれていました。
晴れていて気候もよかったので、気持ちよさそうです。
福泊キャンプ場は廃止になってる
![キャンプ場は廃止](https://himeji-lab.com/wp-content/uploads/2020/05/202006-fukudomari-beach-2.jpg)
福泊キャンプ場(的形町的形2273)は施設の老朽化のため、平成30年3月31日で廃止しました。
姫路市公式サイトより
廃止後は、キャンプ場の利用は出来ませんのでご注意ください。
以前にあった「福泊キャンプ場」は、閉鎖になって廃止されています。
![](https://himeji-lab.com/wp-content/uploads/2020/05/202006-fukudomari-beach-7.jpg)
こちらの方向にキャンプ場があったと思いましたが、跡形なく無くなっていました。
福泊マリーンベルトを散策してみた
![](https://himeji-lab.com/wp-content/uploads/2020/05/202006-fukudomari-beach-9.jpg)
キャンプ場の方向(東)に歩いて、海岸を散策してみました。
![](https://himeji-lab.com/wp-content/uploads/2020/05/202006-fukudomari-beach-10.jpg)
白い砂浜が広がっています。東方向に見える煙突は、高砂にある発電所の煙突です。
![](https://himeji-lab.com/wp-content/uploads/2020/05/202006-fukudomari-beach-13.jpg)
波が穏やかに打ち寄せていました。海水もそこそこキレイだなと思いました。
![](https://himeji-lab.com/wp-content/uploads/2020/05/202006-fukudomari-beach-11.jpg)
東端の突堤に到着。奥のほうでは、釣りを楽しまれているようでした。
![](https://himeji-lab.com/wp-content/uploads/2020/05/202006-fukudomari-beach-12.jpg)
東端から西方向を見た光景です。ここから約600mの砂浜が続いています。
波打ち際にあるのは海藻のようです。
写真で遠く先に見えるのは、以前に紹介した関西電力発電所の煙突です。
![](https://himeji-lab.com/wp-content/uploads/2020/05/202006-fukudomari-beach-14.jpg)
一旦、入口付近に戻って、舗装された海岸の歩道を、西方向に歩いて散策してみます。
![](https://himeji-lab.com/wp-content/uploads/2020/05/202006-fukudomari-beach-16.jpg)
海岸と砂浜に平行して、まっすぐに歩道が整備されています。
西側部分の砂浜は、雑草が生えている部分が、多いように見えました。
![](https://himeji-lab.com/wp-content/uploads/2020/05/202006-fukudomari-beach-21.jpg)
福泊海浜公園は静かで、播磨灘の景色をゆっくりと眺められます。
写真で遠くに見える小さな島は、「上島」という無人島みたいです。
バーベキューは禁止みたい
![](https://himeji-lab.com/wp-content/uploads/2020/05/202006-fukudomari-beach-3.jpg)
歩道沿いにある休憩所(ベンチ)には、バーベキュー禁止と書いてあります。
![](https://himeji-lab.com/wp-content/uploads/2020/05/202006-fukudomari-beach-17.jpg)
歩道の途中には、トイレがあります。
![](https://himeji-lab.com/wp-content/uploads/2020/05/202006-fukudomari-beach-18.jpg)
西端から砂浜を見た風景です。
![](https://himeji-lab.com/wp-content/uploads/2020/05/202006-fukudomari-beach-19.jpg)
西端には岸壁が整備されており、その先には釣りが楽しめる、遊漁センターがあります。
釣り好きは姫路遊漁センターへ
![](https://himeji-lab.com/wp-content/uploads/2020/05/202006-fukudomari-beach-20-1.jpg)
福泊マリーンベルトの西端には、姫路市営の遊漁センターが運営されています。
釣り具のレンタルや、釣り餌などがあるので、手ぶらで行って釣りを楽しむことができます。
駐車場が併設されているので、遊漁センターを利用する場合は、こちらに車を停められます。
福泊海浜公園まとめ
明治時代の姫路ガイド『現代語訳 沿革考証 姫路名勝誌』のなかで、「水」で語るべき場所だとあったように、福泊は海の景色がとてもきれいでした。
当時とは違って、海岸がきれいに整備されていますが、福泊海浜公園から見える小高い山には、原風景が残っています。
天気の良い日には、福泊海浜公園に足を運んでみてはいかがでしょうか。
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