伊勢神宮と出雲大社を、一直線で結んだライン上で、ど真ん中の場所はどこなのか、位置関係を調べて行ってみました。
グーグルマップで見てみると、伊勢神宮と出雲大社の直線距離は383㎞で、ど真ん中は兵庫県姫路市香寺町を示します。
香寺町にある、恒屋城跡、十割そば「大寿庵」、炭酸温泉など、旅行におすすめの場所も、あわせて紹介します。
伊勢神宮と出雲大社の一直線ライン
グーグルマップをパソコンで開くと、離れた場所の地点間を測定する機能が利用できます。
今回は、グーグルマップの距離測定を使って、伊勢神宮と出雲大社の中間地点を調べてみました。
伊勢神宮
伊勢神宮の基準点は、内宮の御正殿に設定しました。
この始点を右クリックして、表示される[距離を測定]をクリックします。
出雲大社
出雲大社の基準点は、境内の御本殿に設定します。
続いて、この地点をクリックすると、2つの地点間が一直線で結ばれて、距離が表示されます。
伊勢神宮と出雲大社を一直線で結んだ距離は、383㎞と表示されました。
伊勢神宮と出雲大社の中間ど真ん中
距離測定の直線には、メモリが表示されているので、ど真ん中にあたる、191.5㎞がどこになるのか見てみます。
191.5㎞のメモリが表示される、山の頂上付近をクリックしてみると、香寺町恒屋と表示されました。
一直線ど真ん中の場所に行ってみた
香寺町恒屋は、兵庫県姫路市の北部エリアにあり、姫路市の中心市街地から、車で約30分の場所になります。
2015年に開通した、中国自動車道の「夢前スマートIC」が、近くて便利に利用できます。
香寺町恒屋に行って、ど真ん中の地点が、どんな場所なのか調べてみました。
姫路市北部の山間を通る、県道409号線(久畑香呂線)から、地点の方向を眺めて確認してみます。
こちらが、伊勢神宮と出雲大社を一直線に結んだ、ど真ん中の地点を、道路から見たところです。
その場所は、山の頂上付近になりますが、何の目印もありません。どこかの公的な機関で、正式に認定してほしいところです。
恒屋城跡 (姫路市香寺町)
ど真ん中の場所を示す、山頂付近には、昔は「恒屋城」という山城があったそうです。
県道沿いには、恒屋城跡の案内板が標示されていて、登山道の入口に駐車場があります。
現在では麓から見ると、雑木林のように見えますが、城跡調査によると、昔は山頂全体が山城になっていたようです。
恒屋城とは
山の頂上部を平らに削り、土塁や空堀を築いた中世の山城。前城(高さ200m)と、後城(高さ236m)で構成されている。築城年ははっきりとしないが、1457(長禄元)年頃に、恒屋伊賀守光氏が築城したと伝わっている。
交流館「大寿庵」で十割そば
伊勢神宮と出雲大社の、ど真ん中の辺りに、交流館「大寿庵」があったので、行ってみました。
大寿庵は、築130年以上の古民家を活用した、地域の交流スペースになっています。
木造屋敷のゆっくりとした空間で、手打ちの十割そばや、地元の食材を使った料理を、味わえます。
早めの時間に行ったので、お店に入ってすぐに座れましたが、帰るときには満席で、席待ちをしている人がいました。
この日は、おろしそばを注文。香りのよい素朴な蕎麦と、地元野菜の小鉢で、とても美味しくいただきました。
伊勢から出雲まで両方参拝するツアー
伊勢神宮と出雲大社の、ど真ん中という場所は、姫路の新たな観光スポットとして、地域活性化に活用できないでしょうか。
伊勢神宮と出雲大社の両方をテーマに、ど真ん中の姫路を組み入れるツアー旅行などあれば、人気になると思います。
姫路市香寺町は、静かな山あい地域にあり、リーズナブルな宿泊施設や、炭酸泉が心地よい穴場の温泉があります。
天気の良い日には、恒屋城跡の登山と、炭酸泉の温泉で、伊勢と出雲のど真ん中を、楽しんでみてはいかがでしょうか。
>姫路から伊勢神宮は電車で何時間?料金は?お正月に日帰りで初詣してきた