兵庫県姫路市に本社を置く本田冷蔵が、コンビニカップ氷の製造で、夏になると話題になります。
本田製造がコンビニカップ氷を販売するにいたったルーツ、最新の氷製造工場である太子工場などについてまとめてみました。
◆コンビニ「アイスコーヒー」の進化を影で支える製氷メーカーの秘密(日刊工業新聞)2020年4月26日より
本田冷蔵 (本社:姫路市)とは
【会社概要】※本田冷蔵HPより
会社名 | 本田冷蔵株式会社 |
設立 | 昭和29年3月 |
本社所在地 | 兵庫県姫路市網干区高田355 |
工場 | 姫路工場、太子工場 |
事業内容 | 冷蔵倉庫業、通関業、一般貨物自動車運送事業、氷雪製造業など |
本田冷蔵は、製氷業を中心に、冷蔵倉庫などコールド物流を手掛ける会社です。
日本酒の製造過程で使用する、氷を製造したのが始まりで、播磨の地酒を造る醸造元が、本田家のルーツになります。
本田冷蔵はコンビニのカップ氷を製造販売
本田冷蔵では、キャンプや釣り、スナックなどで使う袋詰め氷などを製造していました。
コンビニがレジ横の機械で、コーヒーの販売を始めたのをきっかけに、本田社長がアイスコーヒーのカップ氷を提案。
本田冷蔵の溶けにくい良質な氷は、美味しいアイスコーヒーの販売に採用されました。
太子工場がコンビニカップ氷の最新設備
本田冷蔵の太子工場では、地下から汲み上げた伏流水を使い、24時間稼働で氷の生産をしています。
コンビニ向けの大口需要に対応するべく、効率の良い生産設備を導入。一日に製氷するのは、およそ100トンにもなります。
本田冷蔵の氷で夏を感じる
夏の暑い時期になると、テレビで製氷工場の映像をよく見かけるようになります。
大きな四角い氷が大量にできているのを見ると、夏の到来を感じるように思います。
コンビニのカップ氷と、本田冷蔵の太子工場は、日本の夏を告げる風物詩になっているのかもしれません。
夏の暑い日は、本田冷蔵の氷で冷やした、コンビニのアイスコーヒーで、一息入れてみてはいかがでしょうか。
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