松平直矩の実話を描いた映画「引っ越し大名!」姫路城でロケ地の場所を調べてみた

引っ越し大名 ロケ地マップ

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松平直矩の実話がモデルになった、映画「引っ越し大名」を紹介します。

映画「引っ越し大名」は、史実を元ネタにした原作本「引っ越し大名 三千里」が映画化されたものです。

松平直矩を演じるのは、ミッチーこと及川光博で、星野源が主演を務めるなど、キャストにも注目が集まっています。

また、姫路のロケ地マップをもとに、姫路城のロケ地はどこだったのか、ロケ地巡りの場所を調べたので、あわせてまとめてみました。

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松平直矩がモデルの引っ越し大名

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松平直矩像 Wikipediaより

松平直矩(なおのり)は、江戸時代前期の大名で、1642年に松平直基の長男として生まれます。

徳川家康の血を引く譜代大名でありながら、日本中を西へ東へ7回も引っ越しさせられ、引っ越し大名と呼ばれたそうです。

姫路城では、1648年と1667年の2度にわたり藩主になっています。

1度目は、姫路藩主であった父直基の逝去により、家督を継ぎましたが、幼少だったので、翌年に国替えとなっています。

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引っ越し大名の実話は姫路城

松平直矩は成人になり姫路に復帰したので、2度目となる姫路城主に就くことになります。

引っ越し大名のモデルは、その時に姫路城から国替えを命じられた、直矩の実話がもとになっています。

江戸時代における大名の引っ越しには、大変な費用が必要だったので、石高が減らされた直矩と、その家臣たちの苦労が物語になっています。

引っ越し大名のキャスト


映画「引っ越し大名」の原作は、「超高速!参勤交代」シリーズを手掛けた、土橋章宏の時代小説「引っ越し大名 三千里」です。

監督は、映画「のぼうの城」を手掛けた犬童一心、主演は俳優の星野源が務めています。

ほかにも、高橋一生、高畑充希、小澤征悦、濱田岳、西村まさ彦、松重豊、及川光博 、富田靖子、飯尾和樹など、人気俳優がそろっています。

姫路を舞台にした映画ということで、姫路出身の演歌歌手、丘みどりも特別出演されました。


松平直矩の役は、俳優の及川光博がキャスティングされました。

松平直矩は美少年だったと伝わっているので、ミッチーが選ばれたのかもしれません。

引っ越し大名のロケ地めぐり

映画「引っ越し大名」は、姫路城を舞台にした映画ということもあり、実際に姫路城で撮影が行われています。

映画が公開された時に、姫路フィルムコミッションが「姫路 ロケ地マップ」を作成し、配布しました。

それをもとに、姫路城のロケ地はどこだったのか、姫路城での撮影場所を、地図で探ってみました。

二の丸

二の丸は、秀吉時代に積まれた石垣が、そのまま残っている曲輪(くるわ)です。周りが石垣で区分けさえれています。

ここでは、引越し準備のなかで、素振りをしながら「引っ越しの唄」をミュージカルのように歌う場面が、印象的です。

ロの渡櫓(わたりやぐら)

天守閣の北側にあるロの渡櫓は、通常は非公開になっているエリアです。

ここでは、春之介が大役を提案されるシーンや、春之介と鷹村が引っ越しの手順を指示するシーンなど、城内場面の多くが撮影されています。

搦手(からめて)

天守閣の東側、腹切丸の北側にある搦手エリアでも撮影されていますが、非公開エリアになっていて、通常は立ち入りできません。

ここでは、引越しの準備で、荷物を運び出すシーンなどが撮影されています。

家宝を蔵から運び出すシーンは、実際に塩や食料が保存されていた、ここの蔵を使って撮影されました。

映画をロケ地マップで見てみる


映画「引っ越し大名」を見ていると、これは姫路城のどこで撮影したのだろうかと、気になっていました。

「引っ越し大名」は、DVD&ブルーレイや、Amazonプライムビデオで、見られるようになっています。

映画で見た方も、姫路城のシーンを見直して、実際の撮影場所を巡ってみるのも、おもしろいかもしれません。

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八名一平