パナソニック姫路工場はどうなる?車載電池は? 液晶パネル生産を終了へ

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パナソニックが姫路工場での液晶パネル生産を終了すると発表しました。

◆液晶パネルの生産終了について(パナソニックプレスリリース)2019年11月21日

http://bit.ly/2OPv5Wt

姫路市にとって大きな出来事だったので、パナソニック姫路工場についてまとめてみました。

パナソニック液晶ディスプレイとは

【会社概要】※パナソニック液晶ディスプレイHPより

会社名パナソニック液晶ディスプレイ株式会社
所在地兵庫県姫路市飾磨区妻鹿日田町1番6
設立年月2010年10月1日
事業内容IPS方式液晶パネルの開発・製造・販売、および保守サービス
従業員数554名(2019年3月31日現在)※有価証券報告書より
姫路工場生産棟: 430m×225m×56m

パナソニック液晶ディスプレイは、パナソニックの連結子会社で、液晶パネルの製造・販売を行っています。

2019年度からは一部で車載用電池の生産も手掛けています。

直近(2019年3月31日末)の業績は、売上高283億3300万円、営業利益▲81億7200万円、経常利益▲160億9600万円、純利益▲109億9600万円で、赤字が拡大しています。※官報DBより

パナソニック液晶ディスプレイの沿革

※パナソニック液晶ディスプレイHPより抜粋

2005年1月(株) IPSアルファテクノロジ 設立
2010年4月姫路工場生産開始
2010年6月パナソニックが主要株主へ
2010年10月パナソニック液晶ディスプレイ(株) 設立
2014年6月姫路工場に拠点集約

前身は日立ディスプレイの子会社でしたが、2005年1月に松下電機産業、東芝の出資を受けて「㈱ IPSアルファテクノロジ 」になっています。

2010年10月に商号を「パナソニック液晶ディスプレイ㈱」に変更、本社を兵庫県姫路市に移転しています。

>Wikipedia パナソニック液晶ディスプレイ

液晶パネル生産を終了

この度、パナソニックは、2021年をめどに液晶パネルの生産を終了すると発表しました。

液晶パネルは世界的に競争激化が続いており、事業の継続は困難であると判断したためです。

姫路工場では、テレビ向けを主力として事業を進めてきましたが、2016年にテレビ向け液晶パネルの生産を終了。

その後は車載・産業分野のパネルへと転換しましたが、業績の回復が見込めず、液晶パネルの生産から撤退することになりました。

これに伴い、パナソニック液晶ディスプレイの約500人の従業員については、パナソニックグループ内での異動・再配置を基本とし、雇用の確保を前提とした協議を進めていくそうです。

車載電池

イメージ

一方で、姫路工場では車載電池の生産・出荷が始まっています。

◆パナソニックが高容量の「角形」電池を開発、主力供給先はトヨタか(ニュースイッチ)2019年5月12日

http://bit.ly/34mMRHq(電池の写真あり)

新開発の角形電池は、姫路工場の空きスペースに、生産設備の導入が進んでいるそうです。

パナソニックでは、車載用の角形電池事業について、生産能力の拡大と、早期の収益への貢献を目指しています。

姫路工場では、2019年11月より高容量セルの出荷が開始されています。(Panasonic IR Day 2019、PDF資料p16より)

パナソニック姫路工場まとめ

約500人が働く姫路工場で、液晶パネルの生産が終了になるということは、三菱電機の姫路製作所が約3000人、ウシオ電機の播磨事業所が約1000人ですから、その規模からみても、姫路経済に与える影響は少なくありません。

最近では、パナソニック姫路工場の隣にある、出光興産跡地に発電所ができたり、手柄の市場が移転してきたりと、近隣には明るいニュースが多かったので、今回のニュースはとても残念に思いました。

報道によると、液晶撤退にともなう、工場空きスペースの活用方針は、未定ということですが、車載電池など、これから成長が見込める高付加価値の製品を、姫路工場で生産してほしいところです。

姫路工場へのさらなる投資が進むことを期待したいと思います。

>『パナソニック、「イノベーション量産」企業に進化する!』を見てみる

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