手柄山(姫路市)の再開発はどうなる?整備基本計画をざっくりまとめてみた

手柄山 再開発

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兵庫県姫路市の手柄山を中心としたエリアでは、再開発の計画が進んでいます。

姫路市が作成した、手柄山中央公園整備基本計画、手柄山スポーツ施設整備基本計画では、詳細に事業計画が記されています。

整備基本計画の内容から、再開発の要点や、建設のスケジュールなどを、ざっくりとまとめてみました。

※事業の進捗に合わせて内容を更新(2021年10月)

手柄山にJRの新駅ができる


JR姫路駅とJR英賀保駅の間に、新駅が設置される予定です。

新駅の名称はまだ決まっていませんが、姫路市とJR西日本で新駅整備事業を進めています。

手柄山スポーツ施設整備基本計画
姫路市HPの資料より抜粋

正確な計画はこれからですが、市民プールの入場口あたりに新駅ができる感じです。

詳細記事 JR山陽本線【姫路-英賀保】新駅計画まとめ

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手柄山の市民プールは代替施設へ

姫路 手柄山 再開発
イメージ図

遊園地と市民プールは廃止になります。廃止した跡地には、総合スポーツ施設が整備されます。

市民プールは、代替として新たに屋内プールが整備され、その附属施設として、レジャープールの整備が計画されています。

詳細記事 姫路市民プール・手柄山遊園の跡地はどうなる!?

総合スポーツ会館の機能を移設する

スポーツ会館の移転の地図

手柄公園から少し離れたところにある、姫路市総合スポーツ会館が廃止されて、市民プール跡地の新体育館に機能が移設されます。

現在は、主に屋内競技スポーツに利用されているほか、柔道、剣道、弓道場などがあります。屋内の温水プールは年間を通して利用されています。

詳細記事 姫路市立総合スポーツ会館が移転

テーマパーク 建設中

赤色の部分が新規開発用地になります。ここに新体育館と市民プールが整備されます。

詳細な部分はこれから決まりますが、ざっくりと3つの点を重要としています。

1、いろんなスポーツができる拠点になる施設
2、手柄公園の玄関口となる施設
3、子供から高齢者まで楽しめる施設

市民プール跡の事業計画図

基本的には総合スポーツ会館の機能が移設、他の施設と機能が分担され、グレードアップされる感じです。

例えば、以下のような施設ができます。

  • 最新の設備を備えた、屋内競技場(メインとサブアリーナ)
  • 卓球場、柔道場、剣道場など
  • 弓道場は充実する
  • トレーニングルーム、スタジオなど
  • レストランやコンビニ、その他の管理設備
  • トップアスリートを育成できる屋内プール
  • 市民プールの機能を備えた、レジャープール

JR新駅と合わせて総合的に開発

イメージ図

この場所はJR山陽本線にできる、新駅の玄関口となるので、駅前広場も含めて総合的に整備されます。

施設の整備には民間の活力も導入する、PFI制度が採用されています。

文化センターは姫路駅東に移設

姫路文化コンベンションセンター

姫路文化センターについては、姫路駅東に整備された、姫路文化コンベンションセンターへと移転されます。

姫路文化コンベンションセンターは、文化センターがグレードアップの規模で、2021年9月にオープンしました。

詳細記事 姫路市文化センター閉館後の跡地はどうなる?

植物園は文化センター跡に移設

植物園・緑の相談所の移転予定イメージ図
イメージ図

温室植物園については、文化センター跡に移転されます。その際に、緑の相談所と機能を統合されます。

詳細記事 手柄山温室植物園(姫路市)の施設移転先はどこ?

姫路球場と中央体育館の間に通路

連絡通路のイメージ図
イメージ図

姫路球場と中央体育は道路で隔てられているので、連絡橋を整備します。これにより安全に移動できるようになり、移動時間が短縮されます。

また、山陽電車手柄駅から手柄山までの間にある、手柄山中央公園東を整備する計画があります。

いつできるの? スケジュールは?

現段階では、あくまで目標となっていますが、1期と2期に分かれて整備する計画になっています。

【第1期】令和7年度(2025年)を目標に整備

  • 新体育館
  • 市民プール(屋内プール、レジャープール)
  • ちびっこ広場
  • 回転展望台
  • スリラー塔・ロックガーデン周辺等
  • 連絡通路

【第2期】令和8年度(2026年)以降

  • 植物園・緑の相談所
  • 芝生広場
  • レストハウス

存続する施設

手柄山中央公園再整備計画のイメージ図
イメージ図

現状設備を改修するなど、そのまま存続する施設は以下です。

  • 陸上競技場
  • 姫路球場
  • 中央体育館
  • スリラー塔、ロックガーデンなど
  • 県立武道館
  • 慰霊塔
  • 回転展望台
  • 平和資料館
  • 水族館
  • 第一立体駐車場などの園内駐車場
  • 手柄山交流ステーション
  • 防災拠点

手柄山の昔とこれから

再整備計画について、ざっくりとまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。

手柄山公園の開発は、昭和17年12月16日に内務省の告示を受けて始まりました。

戦争を経て、昭和31年に慰霊塔が建てられ、昭和41年には姫路大博覧会のメイン会場になっています。

国内では、姫路大博覧会の前に、昭和39年の東京オリンピックがあり、後の昭和45年には大阪万博がありました。

当時の姫路は元気でした。大阪より先に博覧会を開催しています。姫路駅から手柄山にモノレールを施設するなど、大きな都市づくりの時代でした。

現在では時代が巡って、東京2020オリンピック(※延期)、大阪2025万博と、同じパターンで大きなイベントが開催されようとしています。

姫路においても手柄山の再開発とともに、何か大きなイベントがあったらいいなと、思ったりもします。

何しろ、スポーツ施設がグレードアップするのが楽しみです。完成が待ち遠しいです。

※ 図・イラストは姫路市HPを参照しました
※ 再整備計画の詳細は姫路市HPでご確認ください
※地図は© OpenStreetMap contributorsより作成

姫路中央卸売市場が移転する場所

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八名一平