兵庫県姫路市とJR西日本が、手柄山北西部の西延末で、新駅整備事業を進めています。
新駅の場所は、山陽本線姫路駅-英賀保駅の間で、山陽電車手柄駅から徒歩約20分のところです。
新駅の計画について、いつ開業するのか、周辺施設のイメージ図など、姫路にできる新しい駅を調べてみました。
JR山陽本線【姫路-英賀保】新駅計画
姫路市では、新駅を設置する場所となる、手柄山中央公園について、再整備計画が進んでいます。
手柄山中央公園の園内施設の老朽化等の課題、JR姫路・英賀保間新駅の整備構想および文化センターの移転に対応するため、平成29年1月に「手柄山中央公園整備基本計画」を策定し、同計画に基づきながら、現在、手柄山中央公園の再整備に取り組んでいます。
姫路市HPより
手柄山中央公園の計画は、第1期と第2期に分かれており、新駅の整備は、第1期のなかで進められています。
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新駅の場所は西延末(手柄山北西部)
姫路市とJR西日本は、2016年12月に、新駅の具体的な検討を進めることで、覚書を締結しました。
新駅計画の場所は、姫路駅と英賀保駅の間で、手柄山中央公園の北西部、住所でいうと姫路市西延末あたりになります。
手柄山中央公園の整備計画では、公園北西部が新たな玄関口として位置づけられており、公園計画と整合を図るかたちで、新駅整備が推進されています。
手柄山中央公園には、国際大会が開催できるレベルの、スポーツ施設などができる予定で、新駅の設置により、公共交通を利用したアクセスの向上が期待されています。
新駅の自由通路と駅前広場
計画では駅のプラットホームと、道路を挟んだスポーツ施設のあいだには、自由通路を整備するようになっています。
スポーツ施設側には、手柄山遊園の入口があったところに、駅前広場とロータリーが整備されます。
こちらが、手柄山の方向から、新駅をイメージした図です。
こちらが、新駅の方向から見た外観鳥観図です。
※イメージ図は、提案資料として提出されたものであり、今後の市との協議により、実際のものとは異なる場合があります。
手柄山に新駅ができるイメージ図
JR西日本が、新駅と自由通路の概要を発表し、完成イメージ図を公開しました。
◆山陽本線 姫路・英賀保間新駅ならびに自由通路の概要について(JR西日本リリース)2022年12月9日より
新しい駅は、姫路市が再整備を進める、手柄山中央公園の新たな玄関口として、調和を図るようなデザインになっています。
- 新駅
橋上駅舎(鉄骨造:約530㎡)、ホーム(相対式2面:幅員約3~5m)
改札内エレベーター 2基、自動改札 3通路
券売機 3台(内1台はみどりの券売機) - 自由通路
自由通路(鉄骨造:幅員約7m、延長約65m)
大型エレベーター 2基(南北に各1基、自転車搭載可能) - その他
南北両側に駅前広場を整備
いつ開業?事業スケジュール(予定)
JR西日本は、新駅の開業予定を、2026(令和8)年 春と発表しています。
姫路市が進める、手柄山スポーツ施設整備基本計画の事業スケジュールは、このような予定になっています。
2020年度 事業者募集資料の検討・作成
2021年度 事業者募集 選定・契約
2022年度 事業実施(設計・施工・準備)
2023年度 ↓
2024年度 ↓2025年度 供用開始 ※
※姫路市が公開した「手柄山スポーツ施設整備運営事業 実施方針」によると、スポーツ施設の供用開始は、2026(令和8年)年10月の予定となっています。
手柄山に新しい玄関口ができる
手柄山中央公園の、再整備計画と合わせて、新駅の開業が楽しみですね。
さて、新駅の名前は何になるのでしょうか? 新しい駅の名前について、発表されるのが楽しみです。
※記事中のイラストは姫路市HP・JR西日本リリースより引用、地図は©OpenStreetMap contributorsより作成しました。
手柄山(姫路市)の再開発はどうなる?整備基本計画をざっくりまとめてみた