姫路港旅客船ターミナルの再開発を調べてみた!港湾計画(兵庫県)改訂まとめ

姫路港旅客船ターミナル

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兵庫県姫路市にある、姫路港旅客船ターミナルについて、再開発・リニューアルの工事が一部で始まっています。

姫路港旅客船ターミナルは、クルーズの大型客船が入港したり、海上自衛隊の艦艇が寄港する場所にあります。

兵庫県がすすめる、埋め立てや岸壁の整備計画とあわせて、姫路エリアの港湾計画をまとめてみました。

姫路港の港湾計画を兵庫県が改訂

姫路港(兵庫県)の再開発

姫路港とは、兵庫県南西部に位置する港で、姫路エリアの港湾管理は、兵庫県が担っています。

姫路港の整備方針を定める港湾計画は、令和元年の国土交通省の審議会において審議され、内容を改訂することが了承されています。

姫路港では、臨海地域での再開発が推進されるので、各地区の港湾計画と、改訂された箇所をまとめました。

姫路港 港湾計画図
兵庫県HPより

姫路港の範囲は、大塩から網干までの約18㎞で、港湾法上の国際拠点港湾に指定されています。

姫路港は、製鉄工場や化学工場が立地し、製造品出荷額では近畿圏の14%を占めるなど、日本の基幹産業を支える、海運、物流、貿易の重要な拠点になっています。

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姫路港旅客船ターミナルの再開発

飾磨港

飾磨港にある、旅客と貨物の船着場は、旅客船ターミナルの前に、機能を集約・再編して、リニューアルされます。

クルージングの拠点
国土交通省資料より作成

旅客については、ポートセンタービルの老朽化や、旅客船ターミナルが、クルーズ船の停泊場所と離れているなど、利便性の不足が指摘されています。

計画では、現在のポートセンタービルの機能が、旅客船ターミナルに移設・集約されることになっています。

家島諸島や小豆島行きで運行する船は、旅客船ターミナルの前に整備される、新しい船着場に集約されます。

貨物船の錨地
国土交通省資料より作成

貨物の取扱機能は、ポートセンタービルの前に再編・集約されます。貨物の移設にともなって、既存の桟橋は撤去されます。

また、現在クルーズ船が停泊する岸壁は、貨物用になっていますが、貨客併用の岸壁に用途が変更されます。

ポートセンタービルの機能が、旅客船ターミナルへ集約するのにともない、現在あるポートセンタービルは撤去されます。

撤去後は、貨物倉庫を新設する計画になっています。

再整備のイメージ図
兵庫県HPより

また、旅客と貨物の再編に加えて、旅客船ターミナルの南側にある広い敷地には、にぎわいの施設が新設されます。

このエリアは全体として、姫路港のブランド価値を向上させるような、美しく快適で安全な港湾施設がつくられます。

具体的な施設の規模・配置については、今後、事業者等と調整のうえ決定していく予定です。

埋め立て・岸壁整備の港湾計画

物流の拠点

網干の海沿いでは、浚渫土砂(川底をさらった土)を活用し、産業空間の確保を目的とした、埋め立てが計画されています。

浜田地区では日本触媒の西側、網干沖地区ではエコパーク網干の南側で、埋め立てによる用地造成が計画されています。

国土交通省資料より

改訂では、エコパーク網干の南側にできる、埋め立て地に予定されていた、公共埠頭の計画が削除されています。

また、国道250号線から続く、広畑地区の臨港道路について、2車線から4車線へと変更になっています。

車線の拡幅と臨港道路網干沖線、広畑地区に計画されている水深14mの岸壁とあわせて、海上輸送・陸上輸送の物流機能が強化されます。

兵庫県の高速道路

妻鹿・白浜エリアの事業

妻鹿地区については、手柄にある中央卸売市場が移転します。

とれとれ市場
姫路市HPより


卸売市場の移転先は、工業用地から都市機能用地に、用途が変更になっており、建設がすすんでいます。

このほか、出光興産の跡地には、大阪ガスが天然ガス発電所を建設する計画があります。

姫路中央卸売市場 新築工事 イメージ図

自然的環境を保全するエリア

景色

白浜地区、大塩地区については、姫路港に残る貴重な原風景を保全するため「自然的環境を保全する地区」に位置付けられます。

環境保全エリア

的形地区では、地元の民間企業が、会社前の細長い港で、ヨットハーバーの整備をすすめています。

姫路港のリニューアルはいつ?

モニュメント

姫路港がこれからも地域を牽引する港としての役割を果たしていくため、「物流・産業」「交流・生活」「自然・環境」「安全・安心」の4つの機能が融合した活気ある港の実現を目指し、令和10年代半ばを目標年次として以下の方針を定め、港湾計画を改訂する。

姫路港港湾計画書(PDF)p2より

港湾計画の方針については、令和10年代半ばを目標とありますので、今から10年くらいかけて、計画が進められていくようです。

長期構想

姫路港に面する臨海エリアでは、第二神明から東西を横断する、播磨臨海地域道路の建設が計画されています。

播磨臨海地域道路ができると、阪神エリアから、姫路港へのアクセスが、大幅に向上します。

播磨臨海地域道路のルートイメージ図

にぎわいの施設(仮)が楽しみ

工事による通行制限
建物一部先行解体工事の様子

姫路港旅客船ターミナルの、リニューアル工事が、楽しみですね。

計画のなかでも、にぎわいの施設というのが、気になるところです。どんな施設になるのでしょうか。

全国の成功事例を参考にしながら、港の雰囲気を楽しめる施設が、できるといいなと思います。

※本記事は国土交通省「姫路港港湾計画改定(PDF)」、兵庫県「姫路港港湾計画書(PDF)」「姫路港旅客ターミナルエリアリニューアル基本計画(PDF)」を参照して作成しました。計画詳細は各資料でご確認ください。
※記事中の地図は、© OpenStreetMap contributorsより作成しました。

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